更新日:2022年2月13日

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屋久島スギ原始林

国指定特別天然記念物

屋久杉自生林

指定年月日

昭和29年3月20日

所在地

熊毛郡屋久島町

概要

久島は,九州最高峰の宮之浦岳(1,935m)をはじめ,1,000mを越す山々が連なって,洋上のアルプスともいわれています。亜熱帯性の植物が生える海岸地帯から,落葉広葉樹林帯や亜高山帯の植物が生える山頂付近までの豊かな植生があります。この中で,スギ原始林は海抜約700mから1,700mあたりに見られます。
久島では,樹齢1,000年以上のものをヤクスギ,それ以下のものをコスギ(小杉)と呼びます。「ひと月に35日雨が降る」と言われるほど多雨多湿な気候と,花こう岩を主とする土地には肥料分がとても少ないという過酷な環境に育つことから,ヤクスギは年輪が詰まって堅く,美しい木目があります。また,樹脂を多く含んでいるため腐りにくく,独特の強い香りがあります。
界的にも貴重な自然がある屋久島は,平成5(1993)年に「世界自然遺産」に登録されました。

このページに関するお問い合わせ

 鹿児島県立博物館

※当ページは鹿児島県の天然記念物の概要を紹介しているもので,当館は天然記念物の現状等について把握しておりません。天然記念物についてのお問い合わせは,それぞれの所有者または管理者までお願いいたします。

〒892-0853
鹿児島市城山町1-1
FAX:099-223-6080
e-mail:kahaku1@pref.kagoshima.lg.jp

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