更新日:2017年2月3日

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「博物館がやってきたin与論島」を行いました

2014年11月20日から24日にかけて,与論町中央公民館にて移動博物館事業「博物館がやってきたin与論島」を行いました。天然記念物や世界の昆虫の展示,自然観察会や星空観察会などを行いました。

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広い会場に天然記念物,動物のはく製,世界の昆虫,フィリピンと鹿児島の貝など,合計5,600点ほどを持ち込んで,展示しました。11月20日の開場式では,茶花小学校の児童が,テープカットにも協力してくれました。

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本物のはく製は,やはりどこでも大人気です。キツネやタヌキなど,図鑑などで見たことはあっても,与論島では見られない動物を,じっくりと観察してもらいました。

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多くの児童生徒が,楽しく,真剣に展示を見てくれました。質問してくれた児童には,こちらもいろいろな話題を考えて答えます。このようなやりとりが,教育普及としての移動博物館の一番大きな効果といえます。

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普段はあまり触ることのないヘビを,多くの方に触って頂きました。また「オオゴマダラが与論島では近年見られなくなった」という自然紹介の展示について,「今年小学校で見ましたよ」という,子どもたちからのとても重要な情報が寄せられました。

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楽しい実験では,液体窒素を用いた「とほうもなく冷たい世界」や,5種類の工作を行いました。初めての経験の方も多く,皆さん喜んでくださいました。

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自然講演会として,与論島在住の上野裕司氏を講師に迎え,「与論島から見た宇宙」を開催しました。すてきな夜空を体験して頂けたと思います。

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自然観察会では,海浜性の植物と石灰岩をテーマに行いました。石灰岩は波に削られて砂浜を造ります。石灰岩からできた砂は小さな穴がたくさんあり,そこに水を含むので植物が砂浜に生えやすいのです。吹上浜や鳥取砂丘に広大な砂地が広がるのに比べ,南西諸島の砂浜にはたくさんの植物が生えます。

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星空観察会はサザンクロスセンターを会場に行いました。天の川やすばるなど,とてもきれいな夜空を参加者と共有できました。 2回目となる与論島での移動博物館でしたが,与論町教育委員会をはじめ,多くの方々にご協力を頂き,大好評でした。
準備から撤収まで約10日間の行事でしたが,来場者の反響もよく,内容の濃い,充実したものができたと考えております。普段鹿児島市の県立博物館には来られない遠方の方々にも,鹿児島の自然,そして地元の自然を紹介することをとおして,郷土を愛する心を育むお手伝いができればと思います。

県立博物館はこれからも,県内各地に出かけていく移動博物館を継続します。どうぞご期待ください。

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 鹿児島県立博物館

〒892-0853
鹿児島市城山町1-1
FAX:099-223-6080
e-mail:kahaku1@pref.kagoshima.lg.jp

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