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更新日:2017年2月3日

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「博物館がやってきたin沖永良部島」を行いました

2013年11月14日から17日にかけて,沖永良部島にて移動博物館事業「博物館がやってきたin沖永良部」を行いました。和泊町中央公民館を展示会場とし,自然観察会や自然講演会を知名町にて行いました。

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10フィートコンテナ2つ分の剥製や標本,展示機材などを持ち込みました。毎回引っ越し作業のようですね。

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開場式には住吉小学校と和泊幼稚園の皆さんが参加してくださいました。 楽しい実験では,液体窒素を用いた「とほうもなく冷たい世界」を行いました。

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和泊町教育委員会の方も臨時で講師を務め,南国沖永良部にドライアイスの雪を降らせました。皆さん驚いてくれるのは,私たちも嬉しい限りです。

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展示コーナーでは,沖永良部島にいないキツネやタヌキをじっくり見たり,普段近くに寄ることのできない猛禽類などをじっくり見ました。化石に触れる「さわっても良いよ」コーナーは,大人気です。

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工作実験では5種類の工作を準備しましたが,どれもみなさん楽しみながら作ってくれました。 沖永良部高校のボランティアの生徒が,子どもたちに作り方を教えたり,用具を配布したりと大活躍でした。

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自然紹介授業は,会場に来られない学校を対象に,博物館職員が出かけていって授業をする講座です。昆虫は沖永良部島に進入するかもしれない昆虫を紹介し,注意を促しました。 地質の自然紹介授業では,学校で見られる琉球石灰岩の歴史について講話をしたり,実際にハンマーで割って断面を見たりと,実物を用いた授業を行いました。

 

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沖泊海浜公園で行われた自然観察会では,海岸に生える植物の持つ性質について,実際に手で触れ,においをかいだりと,五感を用いた観察を行いました。 沖泊海浜公園の大型有孔虫化石層は,平成24年に新たに県の天然記念物に指定されたものです。500円玉ぐらいの大きな化石が見つかる,とても貴重な地層を観察しました。

 

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星空観察会は知名小学校と和泊小学校で行いました。多くの参加者に恵まれ,普段見ることのない望遠鏡での観察など,貴重な体験をしてもらいました。 平成25年は6月から城ヶ丘中学校・田皆中学校の生徒たちとイシガケチョウの幼虫に関する研究を継続してきました。ポスター発表に向けて,みんなで協力しながら準備しました。

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自然講演会の中で,中学生によるポスター発表を行いました。大勢の前で発表するのは緊張しましたが,立派に発表できました。 講演会では沖永良部島の自然をチョウから見ようというテーマで福田晴夫氏(元県立博物館館長)に,ヤンバルトサカヤスデについて津田勝夫氏(鹿児島大学農学部教授)にお話しいただきました。
準備から撤収までおよそ1週間の行事でしたが,濃い内容で来場者の反響もよく,充実したものとなりました。普段鹿児島市の県立博物館には来られない遠方の方々にも,鹿児島の自然,そして地元の自然を紹介することで,郷土を愛する心を育むお手伝いができればと思います。

県立博物館はこれからも,県内各地に出かけていく移動博物館を継続します。どうぞご期待ください。

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〒892-0853
鹿児島市城山町1-1
FAX:099-223-6080
e-mail:kahaku1@pref.kagoshima.lg.jp

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