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更新日:2024年2月16日
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令和5年12月25日(月曜日)に,鹿児島県市町村自治会館において「令和5年度鹿児島県いじめ問題子供サミット」を開催し,小中高あわせて368人(うちオンライン274人)の児童生徒が参加しました。
このサミットの目的は,子どもたち自身が語り合うことで,いじめを許さないという強い気持ちをもち,自分たちの手でいじめをゼロにしようという意識を高めるというものです。
昨年同様,本年度も会場とオンライン参加の各学校等を接続し,相互に意見交換できるようにしました。
ジュニアリーダークラブ「コアラ」による脚本に基づく動画を素材に,ある出来事をきっかけにギクシャクし始めた3人の生徒を中心とした人間関係について,トラブルをどのようにして防ぐか,誰にどのような言葉をかけながら解決していくかを議論しました。
参加者からは「何か困ったことがあったら,大人に相談する。」,「信頼できる第三者が間に入って3人の関係を修復する。」,「悩んでいる人を独りにせず,相談役になる。」等の意見が出されていました。
各地区等からいじめの問題の解決や防止に力を入れて取り組んでいる学校を招き,取組発表をしていただきました。これは,具体的な実践を基にいじめ問題について考えるとともに,各地区や学校同士の連携を深め,児童生徒主体の取組の充実を図ることをねらいとするもので,各学校は,日頃から取り組んでいるいじめの未然防止に関する取組等を工夫されたスライド等を用いながら発表していました。
各学校の発表後に参加者からの感想等を発表してもらいました。参加者からは,「いじめだけでなく,人権意識が高まるような取組を組み合わせることが大切だと思った。」,「他学年との壁をなくし,交流を深める取組が魅力的だと思った。」,「一人一人に着目した取組を通して,自分が必要とされていると感じることが大切だと感じた。」,「全校で取り組めることをやることが大切だと思った。」,「参考になった取組がたくさんあったので,自分たちの学校でもすぐに実践していきたい。」など,これからの取組に向けた積極的な意見が寄せられました。
今年度の発表校の発表内容は以下のとおりです。
「いじめはよくないことと知っているのに,なぜなくならないのか。」について考えたうえで,いじめに悩んでいる仲間がいたら,どのようにして救うかについて議論しました。
参加者からは,「いじめで悩む人を一人にさせない雰囲気づくりが大切だと思う。」,「相手との違いの壁をなくし,認め合う。」,「保護者や先生に相談することで,解決策を早く見つけられる。」といった意見や,「自分から動くことが大切だ。」,「カウンセラーの認知度を高める。」,「愛が一番大切。」といった意見が出ていた。
子どもたちの熱心な議論が印象的なサミットとなりました。
令和6年1月27日(土曜日)文部科学省東館3階講堂において,令和5年度全国いじめ問題子供サミットが開催され,鹿児島県の代表として鹿屋市立輝北小学校の児童3人が参加しました。
ポスターセッションでは,他県の児童生徒の発表を見学したり,用意していたポスターを使って,自校の取組を他県の児童生徒に紹介したり,寄せられた質問に答えたりしていました。
グループ協議では,与えられたテーマに沿って,他県の児童生徒と議論したり,議論の結果得られた知見等を,壇上で発表したりしていました。
輝北小学校の児童たちは,ポスターセッションにおいて自校の取組を分かりやすく丁寧に示し,寄せられた質問にもしっかりと答えていました。また,グループ協議においても他県の児童生徒と交流し,得られた知見をこれからの自校の取組に生かそうと意気込んでいました。
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