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更新日:2024年12月12日
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霧島山は,宮崎・鹿児島県境に位置する加久藤(かくとう)カルデラの南縁部に生じた火山であり,20を超える成層火山・砕屑丘で形成された火山群である。
新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震が増加しています。
GNSS連続観測では、11月頃から、新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられる基線のわずかな伸びが認められます。
新燃岳の火山活動は高まった状態となっています。新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。
以下の市町村では、火口周辺で警戒をしてください。
宮崎県:小林市
鹿児島県:霧島市
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
GNSS連続観測では、硫黄山近傍の基線において、2023年5月頃から硫黄山の山体浅部における膨張と考えられるわずかな伸びが認められましたが、10月頃から鈍化し11月頃から停滞しています。
硫黄山火口付近の火山性微動は、7月8日以降発生しておらず、硫黄山付近の浅いところを震源とする火山性地震は、少ない状態で経過しています。
これらのことから、硫黄山火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと考えられます。
以下の市町村では、特段の警戒が必要なくなりました。
宮崎県えびの市、鹿児島県霧島市
現在活発な噴気活動がみられている硫黄山火口内、及び硫黄山の西側500mの噴気地帯から概ね100mの範囲内では,熱水・熱泥等が飛散する可能性がありますので注意してください。また、火山ガスにも注意が必要です。
地元自治体等が行う立入規制に従うとともに、火口周辺や噴気孔の近くにはとどまらないでください。
御鉢では、火山性地震が2月9日から16日にかけて一時的に増加しましが、それ以降は1日あたり数回以下と少ない状態で経過しています。火山性微動は2月10日以降、観測されていません。
傾斜計による地殻変動観測等、その他の観測データにも御鉢の活動の高まりを示す特段の変化はみられていません。
また、3月14日に九州地方整備局の協力により実施した上空からの観測でも、火口内及び火口周辺の状況に特段の変化は認められませんでした。
これらのことから、御鉢では火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなりました。
これまで定期的に発表していた火山の状況に関する解説情報は終了します。
以下の市町村では、特段の警戒が必要なくなりました。
宮崎県:都城市、小林市、高原町
鹿児島県:霧島市
活火山であることから、火口内でごく少量の火山灰等を噴出する規模の小さな現象が突発的に発生する可能性がありますので注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等に留意してください。
火山活動は、これまでと変わらず静穏な状況で、噴火の兆候はみられません。
霧島山(大幡池)の噴火予報・警報は、噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)です。
宮崎県:小林市
霧島山(大幡池)の火山活動の状況及び警戒事項等については、これまでと変わりありません。
活火山であることから、規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性がありますので、留意してください。
<噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)を発表>
最新の道路情報については,鹿児島県道路通行規制情報(外部サイトへリンク)をご覧ください。
<参考>主要な地点までの新燃岳からの直線距離
新湯分岐地点(県道1号と104号交差) | 約3.4km |
霧島温泉市場 | 約5.9km |
霧島神宮 | 約5.8km |
霧島市観光案内所 | 約6.5km |
鹿児島空港 | 約19.9km |
霧島市役所 | 約22.1km |
鹿児島空港発着便のフライト情報につきましては,鹿児島空港ビルディングまたは各航空会社ホームページでご確認ください。
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