(対策14)生活排水の浄化・再利用
対策の概要
生活排水を浄化して流す
日常生活の中では、炊事、洗濯、風呂トイレ等に1日1人当り約250リットルの水を使い、生活排水未処理地域では、発生した生活排水を河川に流すことが多くなっています。
こうした地域では、戸別に浄化槽を設置することより汚水流出を防止することが不可欠です。更に、浄化された生活排水を再利用すると節水に寄与できます。
合併処理浄化槽の効果
小型の合併処理浄化槽を設置すると家庭から出る排水のBOD負荷40g/人・日を約10分の1程度までに抑えることができます。
生活排水の浄化・再利用
風呂の残り湯を洗濯に利用する等、手軽に実行できる生活排水の再利用方法もありますが、更に浄化した生活排水を貯留し、トイレの洗浄水や植物への潅水に再利用するシステムも開発されています。例えば、雨水やお風呂の残り湯をトイレ洗浄や庭散水、洗車に利用すれば、標準4人家族なら1日に浴槽約一杯分にあたる約200リットル程度の節約が可能です。
図5-8中水利用システムの仕組み
主な手法
●小型合併浄化槽
●排水・雨水再利用システム
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