自然公園利用上のマナー
自然公園は,これを利用する人たちの好みや体力などに応じて自由な形で利用されてもよいのですが,他人の行動を妨げたり,自然環境に悪影響を及ぼすような行為は避けなければなりません。
自然公園の利用に当たっては,次のようなことに注意しましょう。
車は使わず歩くことを基本としましょう
自然公園においては,自動車などの利用は入り口までにとどめ,できるだけ自分の足で歩き,直接自分の目や耳で自然と触れあいましょう。
ゴミは持ち帰りましょう
自然公園は,多くの人々に永く利用されるべきもので,美しく快適な環境を損なう行為はやめましょう。
自然公園内に持ち込んだゴミなどは家に持ち帰るか,利用拠点などに備えられたくずかごに捨てましょう。
動植物は見て楽しみましょう
自然公園には,貴重な動植物が生息・生育している場所もあります。
自分1人ぐらい採集してもそれほど影響ないと思われがちですが,それらの行為が積み重なれば,自然の生態系は容易に破壊される恐れがあります。
一本の枝,一匹の虫を大切にすることが自然保護につながります。
また,野生生物への餌やりや過度な接近は,野生生物の生態に影響を及ぼし,野生生物が公園利用に支障を及ぼすおそれがあるため,禁止されています。
なお,自然公園内の動植物の中には自然公園法や他の法令により採取や捕獲が禁止になっているものがあります。
万全の準備をしてから行動しましょう
自然は,優しさと非常な厳しさの二面を持っています。自然公園の利用,特に登山の際は自分の健康状態や体力,気象状況,その他の条件を十分に考慮して,万全の準備,計画の下に行うことが必要です。
騒音を発したり,利用施設を独占しないようにしましょう
本来静穏であるべき自然公園において,著しい騒音を発したり,休憩所や展望施設などを占拠したり,壊したりする行為は他の利用者への迷惑となりますのでやめましょう。
火の取扱には注意しましょう
自然は一度破壊されると復元することがきわめて困難なものです。
山火事などによる自然の喪失は,国民共有の財産を失うばかりでなく,その復元のために多くの費用と技術と時間を費やします。
キャンプなどでの火の取扱やタバコの吸い殻の処理には十分に注意しましょう。
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