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更新日:2021年6月30日
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地域リハビリテーションとは,障害のある子どもや成人・高齢者とその家族が,住み慣れたところで,一生安全に,その人らしくいきいきとした生活ができるよう,保健・医療・福祉・介護及び地域住民を含め生活にかかわるあらゆる人々や機関・組織がリハビリテーションの立場から協力し合って行なう活動のすべてを言う。(2016年改定,日本リハビリテーション病院・施設協会)
高齢者等に対する自立支援・重度化防止の取組を推進するためには,脳卒中や骨折等による障害発生時においては,急性期リハビリテーション及びその後の回復期リハビリテーション,また,病状安定期にある場合や廃用症候群(※)に対しては,生活期リハビリテーションというように,それぞれの状態に応じた適切なリハビリテーションが提供されることが必要です。
さらに,高齢者等が,閉じこもり状態となり,老化に伴う心身機能の低下等をきたすことを予防し,住み慣れた地域において,生涯にわたって生き生きとした生活を送ることができるよう,保健・医療・福祉の関係者のみならず,ボランティア等の地域における住民が参画して行う,地域リハビリテーションが適切に行われることが重要です。
地域リハビリテーション支援体制は,地域包括ケアシステムの構築かつ市町村の一般介護予防事業を中心とした地域支援事業の充実・強化のための体制の整備を図るものです。
(※)廃用症候群・・・使われない結果,体と精神の機能が低下してしまうこと,してしまった状態。筋肉を使わない結果,筋力が衰え,その為さらに使わなくなり,衰えていくという悪循環を引き起こすことが多い。
鹿児島県では,県リハビリテーション支援センター及び地域リハビリテーション広域支援センターの指定等により,以下のような体制で地域リハビリテーションの推進を支援しています。
地域リハビリテーションの理念については、「1地域リハビリテーションの定義」に示されていますが,地域リハビリテーションの目指すものとは,本人がより高い生活への意欲をもって,社会参加を実現することだということが言えます。
ICF・・・「生活機能・障害・健康の国際分類」(InternationalClassificationofFunctioning、DisabilityandHealth)。2001年5月に開かれたWHOの総会で採択された機能障害と社会的不利に関する分類である。ICFでは,人間の生活機能と障害について,「心身機能」,「身体構造」,「活動と参加」,「環境因子」について,約1500項目に分類している。
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