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ホーム > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 知事記者会見 > 令和3年度 > 令和3年11月2日定例知事記者会見

更新日:2021年11月2日

ここから本文です。

令和3年11月2日定例知事記者会見

時:令和3年11月2日(火曜日)午後3時00分~午後4時05分

場所:6階大会議室(県庁6階)

動画版を見る(外部サイトへリンク)

「ムーブかごしま」からもご覧いただけます。

※この会見録は発言をそのままではなく,文章とする際読みやすいように整理したものです。

【発表事項】

1.(株)PPIHとの連携協定締結後の取組実績

配付資料(PDF:784KB)

 

【質問事項】

1.新型コロナウイルス感染症対策(1)
2.衆議院議員総選挙(1)
3.知事の政治姿勢
4.軽石の大量漂着への対応(1)
5.新型コロナウイルス感染症対策(2)
6.令和4年度当初予算編成の考え方
7.軽石の大量漂着への対応(2)
8.新型コロナウイルス感染症対策(3)
9.知事とのふれあい対話
10.馬毛島へのFCLP移転計画
11.衆議院議員総選挙(2)
12.新型コロナウイルス感染症対策(4)
13.衆議院議員総選挙(3)
14.新型コロナウイルス感染症対策(5)
15.衆議院議員総選挙(4)
16.鹿児島市との連携等
17.川内原子力発電所の特別点検等
18.原子力安全・避難計画等防災専門委員会(1)
19.新型コロナウイルス感染症対策(6)
20.原子力安全・避難計画等防災専門委員会(2)

(広報課長)
ただ今より,知事の定例会見を始めさせていただきます。
皆さまにおかれましては,会見の円滑な進行のため,数字の確認などの詳細事項のご質問につきましては,担当部局の方にご確認をいただきますようお願いいたします。
それでは幹事社の方,どうぞよろしくお願いいたします。

(幹事社)
よろしくお願いいたします。このまま進行させていただきます。
まず,始めるにあたってのお願いです。発言される方は挙手をしていただいた上で,スタンドマイクを使って社名とお名前をおっしゃっていただくようお願いいたします。
携帯電話はマナーモードの設定をよろしくお願いいたします。
今回,青潮会の要望で,当初予定されていた定例会見の日程を,衆院選等々もあり予定を変更して,関係各社の皆さまに大変ご迷惑をおかけいたしました。知事にもスケジュールを調整いただきましてありがとうございました。青潮会を代表して御礼とお詫びを申し上げます。引き続きよろしくお願いいたします。
では,知事から発表事項があるということですので,よろしくお願いいたします。

【発表事項】

1.(株)PPIHとの連携協定締結後の取組実績

(知事)
私の方からは1つ,ご紹介ということで,農林水産物の輸出についてでございます。株式会社PPIHとの連携協定締結後の取組の状況についてご説明申し上げます。
昨年の10月12日に,国内でドン・キホーテを運営している株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(略称PPIH)と,県産品の海外への販路拡大や県内港湾等からの輸出促進等を図るための連携協定を締結し,その後,それぞれの事項について取り組んでいるところであります。
PPIHは,アジアを中心に,ジャパンブランドスペシャリティストアをコンセプトとした小売店DONDONDONKIというのを展開していまして,店内のほぼ全ての商品を日本製または日本市場向けの商品で構成しています。
このPPIHはサツマイモ・キャベツ・ダイコンを中心に輸出を拡大していまして,県産農畜水産物の輸出額が,連携協定締結後,約5億円であったものを1年間で約2.3億円伸ばして,総額約7.3億円となっているということでございます。この連携協定を見据えて,令和2年9月には取扱品目を増やすため,PPIHと県内生産者との商談会を開催し,メロン・牛肉・豚肉・ブリの新たな取引が成立したところであります。
令和3年2月に,シンガポール・香港・タイの3カ国のDONDONDONKIでどんどん鹿児島フェアを開催いたしまして,鹿児島の認知度向上を図ったところであります。
さらに,県内の港湾等からの輸出を促進するために,令和2年11月から令和3年3月にかけて,キャベツ・ダイコン・メロン・ピーマンを混載したコンテナを,志布志港からシンガポールへ向けて輸出したところであります。
さらなる県産品輸出拡大に向けて,令和3年7月からPPIHと生産者とのマッチングを随時行い,取扱品目を増やしているところであります。
取扱品目については,昨年度に引き続き令和4年1月から,シンガポール・香港の2カ国でフェアの開催を予定しているところであります。
青果物については,鹿児島市の小松菜をはじめ9品目を志布志港からの輸出を前提に取引が成立しております。なお,継続取引の青果物については,基本的に志布志港からシンガポールへ向けて輸出する予定としております。水産物についてはウナギや冷凍クルマエビなど,加工食品については菓子類・焼酎などの取引を予定しており,畜産物については交雑牛と白豚の商談を進めております。
県単独事業により,PPIHと優先的に取引が成立するように,輸出に意欲的な生産者に対して国際水準GAPの認証取得等を支援しております。
今後も,この連携協定に基づいて鹿児島黒牛やお茶・サツマイモなどの青果物類など,県産農畜水産物のさらなる輸出拡大に取り組んでまいりたいと考えております。
私からの発表事項は以上でございます。よろしくお願いいたします。

(幹事社)
ありがとうございました。発表事項に関して,幹事社から何点かお伺いさせてください。
まず,今回のドン・キホーテを運営されている会社さんとの取り組み,これは長らくお付き合いがあるかと思いますが,改めて今回のこの取り組みの意義と,これを通して鹿児島県の農政がどのように活性化と言いますか,どのような方向にもっていきたい,さらなる飛躍というところだとは思いますが,生産量を増やすなど,何かその辺りの知事のお考えをお聞かせください。

(知事)
このPPIHとの協定によって輸出を増やしていこう,アジアの市場を獲得しにいこうということで,昨年から取り組みを進めているところであります。国の方も,少子高齢化が進む中でのこれからの一次産業,農林水産物の販売量を増やしていくために,人口の増えている海外市場を取りに行こうということで,大変意義のあることだと思っております。
そういう中で,PPIHの取扱いがアジアを中心に多くの店舗を構えているという中で,鹿児島のサツマイモあるいはキャベツ・ダイコンといったような農作物を扱っていただけるということで,生産者の皆さんにとってもこういった海外市場に販路開拓ができるということは,大変意義のあることではないかと思っているところであります。

(幹事社)
サツマイモ・ダイコン・キャベツ等々になるかと,生もの以外ということで野菜特化になると思うのですが,そういうものはこの取り組みによって拡がると思いますが,それ以外の農産物に関しては今後どのような取り組みを展開して広げていこうとお考えでしょうか。

(知事)
他の物も,ここで今農産物だけではなくて,ブリや牛などそういった物も取扱いは徐々に増やしていこうということにしておりますが,ブリは元々長島町で輸出しておりますので,販路開拓等についてはそれはそれで支援していくことにしておりますし,他の地域商社の現地の営業活動に対する支援ということも別途取り組みは進めておりますので,いろんなチャンネルで鹿児島の農林水産物の販路拡大に取り組んでいきたいと思っております。

(幹事社)
私から最後に,志布志港というお話が出たかと思いますが,この志布志港という所はどういう機能を成すものなのか,なぜ志布志港からなのか,もしご説明があったら大変申し訳ありませんが,改めてお伺いしてよろしいでしょうか。

(知事)
通常,農畜産物の輸出ということになると,外港路線のある所ということで,神戸港等までトラックで運んで行くのが普通だと思うのですが,これは志布志の方から船に積んで行くということで,鮮度がより新鮮なまま貨物として送り届けることができるというふうに聞いております。

(幹事社)
ありがとうございます。
各社さま,この発表事項に関して何かございますでしょうか。お願いします。

(記者)
1年間で輸出額が2.3億円伸びたということですが,これまでこれだけの大幅な伸びを記録したことというのは過去にあったのでしょうか。
それと,この伸びが,もっぱらこのPPIHとの連携による効果で伸びたという,そういう理解でよろしいのでしょうか。

(知事)
はい。これまでどうだったかというのは,あまり私もデータはないので,おそらくこんなに伸びたのは,このPPIHのこの連携協定によるものだと思っております。

(幹事社)
他にありますでしょうか。
なければ,県政一般に入ります。川内原子力発電所は最後にしますので,川内原発以外の県政一般の質問をさせていただきます。

【質問事項】

1.新型コロナウイルス感染症対策(1)

(幹事社)
では,幹事社から数点質問させていただきます。
まず新型コロナウイルスについてお伺いさせてください。1週間近く感染者が出ていない状況かと思います。この状況に関して,知事の今の現状の受け止めと,やはり冬にかけてまた感染が拡大するのではないかという話も出ております。ここに対する知事のお考えと,それに向けての対策と言いますか,そこに向けて県としてどういうことを取り組んでいかれるか,お伺いさせてください。

(知事)
まず,新型コロナウイルスの感染については,県民の皆さんの大変なご協力もいただいて,8月から9月にかけて非常に爆発的な感染拡大があったわけですが,協力のおかげでだいぶ減ってきている。これは全国的に,東京でも1日9人というように非常に少ない数字になっているということで,ワクチンの効果あるいはこれまで皆さんに外出の自粛を取り組んでいただいたというようなことなど,いろんな要因があると思いますが,鹿児島においても1桁台がずっと続き,最近では0という日も多くなってきているということでございます。
こういったことで,新型コロナウイルスの感染についてはだいぶ収まってきてはおりますが,やはりこれまでの,0以外のとき,ポツポツといろんな所で感染経路不明で発症する方がいらっしゃいますので,コロナウイルス自体が無くなったということではないのではないかと。そういった意味で,引き続き今後冬にかけての感染の再拡大ということも想定しながら,しっかりと対応を続けていく必要があると思っております。
国の方からも11月中に,病床の確保等についての対策・計画をしっかり立てるようにということで,夏の感染状況も踏まえて,今後第6波というのが来るというような指摘も専門家の方からはありますので,そういったものはない方がいいのですが,あった場合でも対応できるように,病床の確保・宿泊療養施設の確保等,しっかりとした対策を今後作っていくことにしております。

(幹事社)
仮定の話で大変恐縮ですが,仮に12月に感染が拡大した場合,やはり今経済が少しずつ回ってきている状況かと思います。天文館・中央駅・騎射場等と,それ以外の鹿児島市の飲食店や飲食店以外の商業も活性化してきて,元の日常に少しずつ戻りつつあるのかなと思います。
そこで,12月の忘年会シーズンを抱えていますが,感染が拡大した場合にまた時短があるのかどうなのか,知事としては時短をなるべくしていかないで第三者認証を進めていって対応していきたいとお考えなのか,仮定の話で恐縮ですが現状のお考えがありましたらお願いいたします。

(知事)
経済を回していく,経済との両立ということで,感染の拡大の程度にもよるかと思いますが,今進めている飲食店等における第三者認証制度,それとワクチン接種の促進,またこれから第3回目の接種という話もありますので,国の方でもワクチン・検査パッケージとして飲食店のアルコールの提供といったようなことについてもいろんな検討をしていると思いますので,そういったことも踏まえて,できるだけそういったしっかりとした対策がとられている所については制限しないようなやり方がないだろうか,とは思っております。

(幹事社)
つまりは,第三者認証等々を取得していたり何か県のお墨付きがあれば,できる限り営業しながら乗り越えていければ,という理解でよろしいでしょうか。

(知事)
そうですね,できるだけ両立を図れるような方向でいろいろ検討していきたいと思います。それが第三者認証プラスワクチンや検査など,いろんなやり方があると思いますが,そういったことは国の動向も見ながら考えていきたいと思います。

(幹事社)
国の動向というお話で,すみません追加で。県としてこういうパッケージといいますかこういうモデルケースを作りました,県としては,こういうことをクリアしていればというよりも,国がしっかりしたデータに基づいてやってもらったものを県としてはやっていく,というお考えでしょうか。

(知事)
科学的な根拠というものが必要ではないかと思っておりますので,それをひとつの県だけでやるということはなかなか難しいと思いますので,今,国の方で実証の取り組みをされていると思います。そういったことを踏まえて県としてもやっていきたいと思います。

2.衆議院議員総選挙(1)

(幹事社)
話題が変わりまして,衆院選が終わりました。これもお答えいただける範囲で結構ですが,一応コメントはいただいていると承知しております。その上で,まず自民党が2勝2敗という結果でした。この今の自民党が鹿児島県の有権者の民意をくみ取れているとお考えか,その辺りもし知事としてお考えがありましたら教えてください。

(知事)
鹿児島県の今のお話ですよね,日本全体ではなくて。選挙区が4つある中で,自民党が小選挙区では2議席ということであります。それが民意のくみ取り方の問題だったのかどうかということの分析というものが私もよく分かりませんが,日頃の様々な県政についての要望活動等においては,これは自民党に限ったことではないでしょうが,県選出の国会議員の皆さんにはいろいろとお聞きいただいているとは思っております。

(幹事社)
鹿児島2区で,前知事三反園さんが当選を果たしました。これについてもし何かありましたら,結果の受け止めと,この三反園前知事と塩田知事がその後どういうご関係で,今何かお二人で力を合わせてされている状況なのか,それともそういうことはないのか,その辺りを差し支えない範囲で教えていただければ幸いです。

(知事)
各選挙区の結果については,それぞれの地域の有権者の皆さんの判断の結果だと思います。前知事とは特段,昨年の引継ぎの時以来お会いする機会は特にないままとなっております。

3.知事の政治姿勢

(幹事社)
私から最後に,遅くなりましたが,10月15日に誕生日を迎えられたということでおめでとうございます。その上でお伺いしたいのですが,今年1年の知事の抱負と,この1年鹿児島県政のために知事がどういうことを引き続きされていくか,いい機会ですので改めて抱負と県政の発展のお気持ちを聞かせてください。

(知事)
ありがとうございます。これからも,約1年4カ月経ちましたが,1年経った時にもいろいろとお話しして,議会でもいろんな質問をいただきましたが,基本的な姿勢としては県民の皆さんのご意見をしっかりと聞いて,それを踏まえて県民の皆さんのお役に立てるような県政をしていきたいということ,これをしっかりと続けていきたいと思います。どちらかというと今はコロナ対策が非常に中心になっておりますが,コロナ後も見据えた各基幹産業の振興といったようなこともしっかりと見据えながら,また来年度に向けて様々な検討をしていきたいと思っております。

(幹事社)
幹事社から以上です。
各社,どうぞ。

4.軽石の大量漂着への対応(1)

(記者)
軽石の問題についてお伺いします。沖縄と奄美群島を中心に被害が出ていると思いますが,今,知事としてどういうことを懸念されているかということと,今後の対策,県としてどういう対策をとっていきたいというお考えか,ということをお聞かせください。

(知事)
軽石が8月15日でしたか,鹿児島県でも漂着したという第一報がありまして,県の方ではこれまで情報収集等して,またさらに先日29日に県の調整会議を開いて,関係の国の機関等とも連携を取りながら対応を検討しているところであります。
現時点において私が聞いているところでは,86カ所に軽石が漂着しているということでございますが,そのうちの懸念される事項としては,漁港に軽石が溜まってしまっていて出港できないということや,軽石がエンジンの中に入ってしまってエンジントラブルを起こしたりというようなこと,あるいはフェリーかけろまが,今生間の方に行くのを瀬相の方に変えている中で一部欠航が出ているというようなこと。あとは与論の発電所で,港に船が入れないということで給油,発電所の重油が補給できないというような事態が想定されるということで,そういったいろんな所で影響が出る可能性があること。あるいはマリンレジャーのダイビング等でキャンセルがあるというような報告が先日もあったところであります。
こうしたことを踏まえて,今,漁港については県の方でも回収作業等を進めておりまして,一部回収作業を終わり現状回復した所もありますし,あるいは時化等で自然と軽石が消えている所もございますが,まだ多くの所で対策が必要で,半分くらいは今直ちに景観上あるいは海岸保全上対策が必要ではない所もあるわけですが,その他については環境省の方の予算を活用して除去作業に着手し,あるいはこれから検討していくところもございます。
与論の発電所も,聞いたところでは,今日時点で約1カ月間の重油は備蓄があるということですので,直ちに何か,すぐどうこうということではありませんが,一定の期間の間に処理に努めていきたいと思っております。

(記者)
今後,研究所の予測では,九州や関東の方にも行くのではないかという予測もありますが,鹿児島の本土というか離島ではない所の対策や,除去作業以外の支援というところで,何か考えられていることはありますでしょうか。

(知事)
今のところは本土の方では確認されていませんが,そこは対策が必要なほどの,どの程度の漂着が起きるのかを見極めながら判断したいと思います。
その他の支援ということについては,今のところはまだ考えているものは特に,具体的にはございません。

(幹事社)
各社さまいかがでしょうか。お願いします。

5.新型コロナウイルス感染症対策(2)

(記者)
県のコロナの警戒基準ですが,ステージⅡになっているところだと思います。これをさらに下げるということはあり得るのかどうかというところの所見はいかがでしょうか。

(知事)
あまりステージⅠとⅡの間のメルクマールというのがないものですから,当分はステージⅡのままでいくのかなと思っています。
まったく感染が拡大するリスクがない,というわけでもありませんので,今後の感染がまたさらにリバウンドしたりという可能性もないわけではないと思っております。今はまだ感染拡大警戒期間ということにしておりますので,当面はこのステージⅡということでいいのではないかと思っております。

(記者)
どうでしょう,当面というと,先ほども第6波が来るかもしれないというお話がありましたが,ステージⅠになる未来というのは考えにくいのかというのは,どうなのでしょう。ステージⅠにすることというのが現実的なこととしてあり得るのかどうか,というところの体感的なところはいかがでしょうか。

(知事)
これから冬のインフルエンザやいろんなシーズンを迎えますし,これまでは温かい時期で換気もよくできていたところが,だんだん寒くなってきて換気も悪くなるという中で,やはり警戒感というのを緩めるということよりは,このままの体制を維持しながら,第6波が来ないようにしっかりと備えるという方が大事ではないかなと思っております。

(記者)
話は変わりますが,ワクチンの3回目の議論がだんだんと起きてきていますが,県として何か考え方というか,進めている頭の体操や準備があれば伺いたいのですが,どうでしょうか。

(知事)
国の方で,2回目の接種を終えてから8カ月経ったところから第3回目接種を行っていくという方針が示されています。具体的には,5月31日までに2回目接種を終えた方について,12月から接種を始めるという方向で,鹿児島県内においては約7万5千人強が対象になると思っております。国の方からは,11月の中・下旬にかけて65箱分のファイザーのワクチンをいただけるというふうに思っておりまして,先ほど申し上げた5月31日までに2回目接種を終えた医療従事者プラス高齢者等について,市町村ごとに何人いるかということを見た上で各市町村に配分することを考えております。

(記者)
最初の医療従事者のやり方ですと,県の方で差配していたように記憶しているのですが,次の3回目の接種に関しては市町村主体で組んでいってもらうというか計画を立てていってもらうと。

(知事)
各市町村で個別接種というのを基本に考えておりますが,医療従事者の場合には,おそらく各医療機関で接種するということになるのではないかとは思いますが。

6.令和4年度当初予算編成の考え方

(記者)
コロナから離れて,今,この時期当初予算の編成も進んでいっている時期だと思いますが,2年目の当初予算というところになると思いますが,ご自身のカラーや政策が反映されるために,手法として今何か考えているところや出している指示があれば伺いたいのですが,いかがでしょうか。

(知事)
県庁内で総合政策会議という形で,縦割りではなくてそれぞれいろんなテーマで,デジタル化・稼ぐ力といったテーマをたしか10本くらい立てて,それぞれの部局において検討を進めていただておりまして,その中でいろんな課題を整理して,鹿児島県の現状と課題,そして今の取り組み,それを踏まえた上で何をどう変えていくか,というような議論を各部局においてしていただいているところであります。
予算の関係ではマニフェスト,そこでの総合政策会議での議論等を踏まえて,メリハリのついた予算要求というものをこれから出していただいて,検討していきたいと,このように考えております。

(記者)
どうでしょう,コンセプトとしてどういう予算にしていきたいというか,何か目指す形が,理想形があるのであれば伺っておきたいのですが,どうでしょうか。

(知事)
まだ,今議論中ですので,まだそこまでの明確なものが,これということがあるわけではありませんで,2月まで待っていただければと思います。

(幹事社)
他にありますか。お願いします。

7.軽石の大量漂着への対応(2)

(記者)
軽石の漂着について伺います。調整会議の中で,回収に関して1億円余りの費用が必要という話が出たように聞いていますが,その他,こういった漁業被害などを含めて,現状で被害額がどの程度というのを掴んでいらっしゃるのか。
それとともに,先ほど環境省の予算も活用してというのがありましたが,今後,そういった意味での補正予算への対応などをどうお考えなのかお聞かせください。

(知事)
具体的な被害額はまだ把握ができておりません。
回収の費用については,現在,環境省の方から交付金としていただいている分で足りない分については,国の方にも開発促進協議会等における要望活動の中で,さらなる追加というものを要望していきたいと思っておりまして,おそらく環境省の方でも12月の補正での対応ということをしていただけるのではないかと期待しているところであります。

(幹事社)
他にありますでしょうか。お願いします。

(記者)
軽石に関してですが,本日沖縄の玉城知事が国の方へ何らかの陳情をしに行くまたは行ったということですが,鹿児島県の方からは軽石に関連して国,環境省の方に陳情に行く予定はあるのでしょうか。

(知事)
軽石も含めていろんな要望事項について,今週から各部長が東京へ行っております。今週・来週に分かれていくことにしておりますので,おそらく環境省の方も今日・明日くらい行っていると思います。
私自身は11月の,再来週に開発促進協議会の予定が,例年ですと11月に行きますので,おそらくコロナも今のこの状況であれば上京できるのではないかと思っておりますので,その際も含めて手分けしてというようなことを,私が直接行くかどうか,行けるかどうかというのはありますが,県としてまた再度要望をお伝えするということになろうかと思います。

(記者)
では,各部局で個別に国の方に要望に行っているということでよろしいですか。

(知事)
例年,開発促進協議会で私と議長と一緒に東京の方へまいりまして,県の要望を,各省を回って要望活動をしていくのが11月にございますので,その際に手分けをしながら,部長だったり私だったり議長だったりといろいろありますが,環境省の担当が部長だったかどうかというのはありますが,そういった形で行くことになります。
その前の部局の方からの事務的な要望活動ということで今,事前要望活動みたいな形で今週から行っておりますので,その中には軽石への対応ということもしっかりと入っております。

(幹事社)
他にありますでしょうか。お願いします。

8.新型コロナウイルス感染症対策(3)

(記者)
コロナ関連の経済対策でお聞きしたいのですが,今,観光業や飲食店対策はされているのですが,それ以外の産業への経済振興策というのは,何か今考えていらっしゃるのでしょうか。またはこれからやる計画はあるのでしょうか。

(知事)
今まだ,この前の9月議会での対策以上のものは。12月議会の補正で何をやるかということについては,まだこれから議論しようかというふうにしているところです。

(記者)
では,12月補正でそういったものが盛り込まれてくる可能性があるということでしょうか。

(知事)
まだ私のところでそこの議論はないですが,そういった可能性もあるかとは思いますが,まず具体的にそういった議論が,はっきりとしたものがないという状況だと思います。

(幹事社)
他にありますでしょうか。お願いします。

9.知事とのふれあい対話

(記者)
今月,種子島の1市2町でふれあい対話をされると思いますが,この時期に設定された理由は何かありますでしょうか。

(知事)
今までのふれあい対話で,大体地域振興局単位で1カ所くらいずつはやっていこうという感じでやっていまして,最初は徳之島でやり,その後北薩でやり,大隅でやり,今度また鹿児島地域振興局の日置地区辺りでやろうとしたのが1回延期になったり,間で姶良・伊佐地区でやったりとなり,今度南薩でやり,熊毛と,そういったような流れの中で各市町村の方と調整して,そういう時期になったと承知しております。

10.馬毛島へのFCLP移転計画

(記者)
ふれあい対話の中で,多分馬毛島のことも大きな話題になるのではないかと思いますが,今後知事がアセスメントの準備書の後に県の考えを一定示されるということをおっしゃっていますが,今回の対話をその中に反映されるという,そういうお考えはありますでしょうか。

(知事)
準備書の中にどういうふうにと,具体的にここでのものを反映するというよりは,多分,おそらく同じような意見というものは準備書の住民の意見を聞いた時にまた出てくると思いますので,そういった中で反映されていくのではないでしょうか。

(記者)
馬毛島計画に対して,今回の対話というのをどういうふうに,意義付けとして何かお持ちですか。住民のそういう素直な声を聞きたいですとか。

(知事)
馬毛島だけに限らず,その地域の皆さん他にもいろんな課題があると思いますので,そういったことも含めてしっかり住民の皆さんのご意見をお聞きする場というふうに思っております。

11.衆議院議員総選挙(2)

(記者)
分かりました。それと,衆院選の4区の結果についてですが,森山さんが大差で当選されました。得票率を見ると前回よりも落としていらっしゃるという結果が出ています。西之表市の投票率は今回非常に上がりまして,10ポイント近く上がったということで,この馬毛島の問題が争点になったというのも要因のひとつではないかと言われていますが,この4区の結果について知事のご見解をお伺いできればと思います。

(知事)
今朝の新聞で,だいぶ投票率が上がったというような話は読みましたが,この地域はいろんな課題がありますので,その辺がいろいろ,どういうふうに影響したのかということは,私も分析ができておりませんのでよく分かりませんが,馬毛島のいろんな影響というものも住民の皆さんいろんな意見をお持ちの方いらっしゃるでしょうから,そういったこともそういう可能性としてはひとつあるのかもしれませんが,そこらはよく分からないところではありますね。

(記者)
この結果については,特段何か受け止めはないですか。

(知事)
受け止めというか,投票率自体が上がったということはいいことだというふうには思いますが,その要因がどういうところだったのか,ということについては分析が必要ではないかなと思いますが。

(記者)
もう1点お願いします。2区で,前知事の三反園さんが当選されたのですが,今後,県と国会議員で連携して,先ほどの軽石の問題もありますがいろんな問題を一緒に取り組んでいかなければならないという場面も出てくるのではないかと思います。そこら辺の連携について,うまくやっていけるというふうに知事は思っていらっしゃいますか。

(知事)
どうなのでしょうね,それは地元選出の国会議員ということでのお付き合いはあると思いますし,いろいろお願いすることもあろうかと思いますが,やはり政府与党との関係ということで,どこまで対応していただけるのかということも考えながら,ということではないかと思いますけれども。

(記者)
特段の懸念などはないでしょうか。お会いになっていないということで。

(知事)
特段の懸念と言われても,具体的にはまだ,これというものがあるわけではありません。

(記者)
三反園さんが自民党に入られるかどうかという,そこらも影響してくるということですか,今のお答えは。

(知事)
そこも影響するというか,やはりいろんなことを連携を図っていくということになると,やはり与党の方が無所属の方よりはいろんな意味で連携がしやすいのではないかというふうには思いますが。

(記者)
無所属のままだと連携しにくいという。

(知事)
どうなのでしょう,あまり,どこまで。無所属の方でもその人なりのいろんな力を持っていらっしゃる方はいらっしゃるでしょうから,属人的なところがどこまでかということにかかってくるのではないでしょうか。

(幹事社)
他にありますでしょうか。お願いします。

12.新型コロナウイルス感染症対策(4)

(記者)
コロナの話に戻って恐縮ですが,県職員の会食のあり方について,今年の春に4人以下,2時間以内という目安を示されたかと思いますが,それはこの年末年始にかけても,その目安は継続されるということなのでしょうか。

(知事)
政府の分科会の方が,会食については少人数で,短時間と。少人数というのは具体的に4人ということで,医学的な専門家の分科会でおっしゃっていますので,専門家の方からのそれに代わる科学的なご意見というものが今の時点でない状況だと思っておりますので,そこについては,今のところはまだ4人以下ということで考えておりますが,政府の方で,先ほど少し話に出ましたワクチン・検査パッケージの実証取組の中で,ワクチンを打った人や第三者認証店の場合には4人ではなく増やしてみる,というようなことも取り組もうというふうにされていると聞いていますので,その辺のデータで,ワクチンを打っているあるいは検査を受けているとかそういうことと,第三者認証制度の認証を受けたような,感染防止対策をしっかりしている所であれば4人以下に限らない,というようなそういうものが出てくれば,そういったものに沿って見直しを図っていきたいと思っております。

(記者)
県職員さんの利用を期待している飲食店も少なくないかと思うのですが,今の知事のお話を伺うと,基本的には,政府の方針が示された上で見直しなりの可能性もあるということですか。

(知事)
そうですね。それまでは4人単位でみんなで頑張って出かけていただければと思っております。

(幹事社)
他にありますでしょうか。お願いします。

13.衆議院議員総選挙(3)

(記者)
衆院選の関係でお尋ねですが,公示の日に1区の自民候補のいわゆる出陣式に来賓で行かれて,壇上に上がって激励のメッセージを述べられていました。選挙の時にああいう形でお出になるというのは,これまであったことでしょうか。

(知事)
これまでは,ああいう形でマイクを握って特定の方の応援をするということはなかったです。

(記者)
今回いらっしゃったのはどういう理由ででしょうか。

(知事)
いろんな理由がありますが,ひとつには宮路拓馬さん,あの場でも申し上げましたが,10年来のお付き合いであったということがひとつ個人的な関係というのがありました。もうひとつは,やはり鹿児島県の今後の政治を考えた時に,若い政治家を育てていくということの意義があるのではないかということ。ちょうど選挙の直前のデータでは,10ポイントくらい離れていて,比例復活も厳しいのではないかというようなことも聞いておりましたので,鹿児島県選出国会議員の数というものが減るよりは増える方がいいということもありますし,いろんなそういったことをひっくるめて考えてあの場に行ったということであります。

(記者)
県選出国会議員が減るより増えるというのは,与党のということですか。

(知事)
今までですと,1区・2区・3区・4区プラス比例の5人だったのが,今回6人になりましたね。そういう意味では増えているということだと思いますが。

(記者)
野党だと,若くてこれから伸びていきそうな候補でも,応援に行く対象にはならないのでしょうか。

(知事)
いえ,別にそういうことを申し上げているつもりはありません。

(記者)
自民党の,与党の候補を増やしたかったというふうに聞こえるのですが。

(知事)
与党というよりは,与党だからというよりは,たまたま宮路拓馬さんは自民党であったということだ,と私は思っております。

(記者)
では,野党でも,若くて国政に打って出ていずれ活躍しそうな候補であれば,応援する対象となるということですね。

(知事)
そういうこともあり得ると思います。ただ,私はそれプラス宮路拓馬さんとの個人的な関係というものがひとつあった上でのそういうことだというふうに思っておりますけれども。

(記者)
2区の金子さんの場合,集会で知事の激励メッセージが紹介されもしましたが,その激励メッセージは,これまで選挙の時に送ったことはあったのでしょうか。

(知事)
激励のメッセージは,どうだったでしょう。国政以外ではあったかもしれませんが,国政では今回のメッセージが初めてです。

(記者)
3区・4区は行っていないのですが,3区・4区のどなたかの所にもメッセージを送ったりはされたのでしょうか。

(知事)
いえ,送ってないです。

(記者)
では,2区の金子さんにということの理由は何でしょうか。

(知事)
それは,2区の金子さんからは応援のメッセージの依頼がありましたが,3区・4区からは特にそういうことは来ておりませんでしたので,野党も含めて他の候補の方からは来ていなかったので,そういったメッセージを送ったということです。

(記者)
国政選挙で知事が,特定の党のというか,特定の候補の応援に行ったりメッセージを送ったりということで,少し波紋が広がっていると思うのです。確認ですが,知事のこれまでの各政党へのスタンスというのは,言葉は悪いですが等距離みたいなことで認識しているのですが,それはいかがでしょうか。

(知事)
はい,特定の候補というか特定の政党に偏ったことではない,というふうに自分では思っております。

(記者)
それが,今回少し軸足を移したり,変化があったと見られるのは本意ではない。移したわけではないのでしょうか。

(知事)
というふうに見られるのは,今おっしゃったように本意ではないというふうに思っております。

(記者)
やはり,どこか広島で赴任地が一緒で,同郷で,仕事をしたり,若いからといって壇上に立って激励のメッセージを言うというのは,その等距離のバランスを欠く行為に映っても仕方がないと思いますが,そこはどうでしょう。

(知事)
どうでしょう,私自身の思いとしては,必ずしもそういうことではなかったと思っておりますが。

(記者)
確認ですが,自民党寄りにスタンスを移した,移しつつあるということではないと。

(知事)
そういうふうには思っておりません。

(幹事社)
他はいかがでしょうか。お願いします。

14.新型コロナウイルス感染症対策(5)

(記者)
ワクチン接種について伺います。先ほど,3回目の接種について少しお話がありました。もちろん市町村が実施主体となるかとは思いますが,3回目の接種は県内でも12月から,来月から始めるような体制であるというご認識ということでよろしいのでしょうか。

(知事)
はい,その方向で準備を進めたいと思っております。

(記者)
2回目の接種については,いろいろ供給などの混乱がありましたが,3回目を順調に進めるにあたり,懸念されていることや国に要望したいことは,何かありますか。

(知事)
今回,まず第一弾として65箱が届くということです。今後,さらにそれがどういうスケジュールでどれくらい配分されるのかというようなスケジュール・量,こういったものはできるだけ事前に,途中でまた減ったりということなく,ある程度時期が8カ月経った人の数だけ順番に来るような形でいただけるといいのではないかと思っております。

(記者)
先日,国の方が,3回目の対象者を国民全員という方向性を示しましたが,そういった対象者ごとの,スケジュールがなかなかわからないというような,そういった辺りの不安というのは,特にないですか。

(知事)
対象者というのは,何歳以上とかですか。

(記者)
例えば,優先接種者が2回目では変わったり,順番が結構混乱したりしたような経緯がありましたが,その辺りは。

(知事)
どうなのでしょう,8カ月ということなので,これまで打った人がいて,2回目が終わって,それが順番に来るだけなので,そんなに,ここが順番が変わったりというようなことはあまりないのかなとは思っていますけれども。

(記者)
2回目接種については,政府が夏頃から11月中に国民全員が完了するようにと求めていましたが,今,県内の2回目接種の状況を,知事としてはどのようにご覧になっていらっしゃいますか。

(知事)
2回目は,今1回目を終わった人が全人口の大体77%,2回目を終わった人が7割を少し超えるくらいだと思っていまして,この数字はそんなに今増えている感じはなくて,ほぼこの数字で行くのかなと思っております。12歳以上の人口でいいますと,大体86%くらいの方が2回目を打ち終わるのではないかと思っております。

(記者)
それは今月中にということ。

(知事)
今月中にそれくらい行くと思います。

(記者)
大体その辺り86%くらいと見ていて,知事もそれくらい接種完了とみていらっしゃるということですか。

(知事)
そうですね,そういった感じではないかと思いますが。

15.衆議院議員総選挙(4)

(幹事社)
他ありますでしょうか。
なければ,すみません,先ほどの質問で,選挙の自民党さんに軸足をというお話で,本当は私もそういう機会を見たことがなかったのでお伺いしたいのですが,私の記憶ですと,鹿児島3区から出馬されて当選された野間さんとも,塩田知事は,川内ということもあり懇意にされているかと思うのですが,野間さんからは依頼がなかったという理解でよろしいのでしょうか。

(知事)
はい,特段依頼はございませんでした。

(幹事社)
では,依頼があった場合は,いろいろ総合的なことを考えられて,出陣式に出られるかメッセージを送られるか考えられたということですか。

(知事)
そうですね。依頼がなくて自らということはないと思います。

16.鹿児島市との連携等

(幹事社)
あと,12月23日ですか,鹿児島市の下鶴市長誕生から1年だったかと思います。
12月はおそらく,慣例ですと知事対談・知事インタビューをさせていただきまして,11月が議会で定例会見がないので,12月も定例会見がない。12月はないですよね。11月もこれで終わりですよね。ですので,お伺いする機会がないので,もしよろしければ,下鶴市政1年の塩田知事の評価というのもお伺いできれば。少し早いのですが,お伺いするタイミングがないので,もしよろしければ教えてください。

(知事)
あまり,私が評価する立場にはないと思いますが,昨年,もう1年経つのですか,下鶴市長が当選して就任されてから。そういう意味では11カ月くらいということで,大体月に1回は会ってお話をする機会がありまして,これまでは割とコロナの関係が多かったですかね。やはり会ってお話しする時には,ワクチン接種のスケジュールやワクチンが足りないと,そういうことと,ステージを上げて飲食店の時短要請をしたり,協力金の関係ということを一緒に取り組んできたということで,市と県との連携ということでは,そういった面では連携できてきているのではないかと思っております。
また,感染爆発の時にも,市の保健所の方としっかり連携しながらということで,パルスオキシメーターの購入をお願いしたりということもしましたし,また講堂で集約して,コロナ関係の部署を置いた時にも市の方の席も設けて,リエゾンとして連携を図っていくということ,そういったことをしておりますので,今後もいろんな課題があると思いますが,できるだけそういった形での連携というものを続けていければと思っております。

(幹事社)
ラサール・東大と一緒のご出身ということで,また,若い政治家と先ほどもお話がありました。あえてこの1年を振り返られて,知事として,県政としてではなく塩田知事として,下鶴市長に次の1年はどんなことを求めるか,またはどんなふうな市長になってほしい,何かそういうお話がありましたらお願いいたします。

(知事)
どんなというか,非常に若い市長で,タイプとしてはやはりいろんなデータというものをしっかり踏まえて,論理的に物事を考える方だと思いますので,そういった意味でいろんなデータを集めて,人の意見をよく聞いて,それを政策に反映していくというようなことを続けていっていただければというふうに思います。

(幹事社)
ありがとうございました。
各社さん,何かありますでしょうか。
なければ川内原発関連の質問にさせていただきます。お時間も長くなってしまいましたので,重複がないようにお願いいたします。はい,お願いいたします。

17.川内原子力発電所の特別点検等

(記者)
今,川内原発で定期点検と一緒に特別点検を進めているところですが,知事は現地視察などをされる予定はありますか。

(知事)
今のところ,特別点検中にお伺いするということは予定はございません。

(記者)
それは,何か理由がありますか。

(知事)
私が行って,現場を見て,何か専門的に分かるということでもないと思いますし,点検中の支障に,妨げになってもよくないというふうに思います。これまでも川内原発にはお伺いしたこともございますので,改めてそこで,今回お伺いするという予定は特に,今のところはございません。

18.原子力安全・避難計画等防災専門委員会(1)

(記者)
先日,九電が特別点検をすると言った時に,知事はかねてからおっしゃっていた,原発政策に批判的な委員を年内には追加したいというお話でしたが,それは大体いつ頃になりそうかというのは決まりましたか。

(知事)
今,打診をしていると聞いていまして,その結果はまだ聞いていませんので,今いろいろお願いして回っている途中だと思います。ですからそこが,手続き的にいつぐらいに終わるかというのは,まだよく分からないところです。

(記者)
何人くらいを想定されていますか,複数人ということでしたが。

(知事)
今これが,まだ当たってどうかですが,2人とか3人とか,複数だというふうに考えております。

(記者)
まだはっきりは確定しない。

(知事)
はい。

(幹事社)
川内原発関連で他にありますでしょうか。はい。

(記者)
今,打診しているというお言葉がありましたが,打診している人数としては3人になるということなのでしょうか。

(知事)
まだよく,そこらは順番にいろいろやっていると思いますので,全部で何人ということまでは私もまだ聞いておりません。

(記者)
批判的の定義のことが前も話題になったと思いますが,これは原発政策に反対しているとイコールではないのでしょうか。

(知事)
必ずしも反対という,皆さんそんなに反対という方ですと相当限られているという気がしておりまして,学識経験者の中で厳しいご意見をおっしゃっているような方ということで,これまでのいろんな都道府県あるいは国での委員会・審議会,そういった場所でのご発言あるいは書かれている論文等,そういったようなことを含めて,今,当たっているところです。

19.新型コロナウイルス感染症対策(6)

(幹事社)
他にありますでしょうか。
すみません,1点確認させてください。新型コロナウイルスが感染拡大した場合の飲食店の時短要請の部分ですが,第三者認証やワクチンを打っているかどうかというその辺りも含めて,できる限り飲食店に対する時短要請は求めない方向で対応していければ,いきたいという理解でよろしいですか。

(知事)
そうですね,できるだけ経済を回せるようなやり方ができてくればいいなと思っていますけれど。

(幹事社)
分かりました。ありがとうございます。
あと,先ほど,県庁内の飲食の4人,短時間というところですが,要は,ホテルの方々から要望といいますかお声が届くのが,やはり忘年会シーズンだけれどもホテルの大きな会場は使えない,使ってもらえないという声がありまして,そこに対する支援等々もお考えかと思いますが,そこはどんなイメージといいますか,やはりそこもテーブルで4人ならいいと,そういうのもあったりするのですか。

(知事)
いや,そこはテーブルで4人と言っているとなんとなくあいまいでなし崩しになるかもしれないですし,その辺は厳格に対応しないと3月のようなことになるのではないか,という懸念もありますので,県庁職員については,今のところそういった場合も含めて4人というふうにしております。ただ,これは県庁職員についてのことであって,県民皆さんには,特に前から厳密に4人に分かれなければならないということで申し上げていることではないということです。

(幹事社)
そこが難しくて,県庁職員に言うことはやはり我々県民も,じゃあ,大体4・5人がいいのかなと,そういうふうに思ってしまいがちで,少し委縮するところがあるのかなと思うのですが,やはりそこはしっかり切り分けられているという認識でよろしいのですか。

(知事)
切り分けているというのは,県庁職員とその他の。

(幹事社)
ですね。

(知事)
はい,そういう趣旨で,前から少人数ではお願いしておりますが,少人数というのが厳密に4人以下でなければならない,ということではないということでありますが,県庁職員についてははっきりと4人ということで明確にしているという理解です。

(幹事社)
ありがとうございました。
他にありますでしょうか。お願いします。

20.原子力安全・避難計画等防災専門委員会(2)

(記者)
話を原発に戻しますが,先ほどあった原発政策に批判的な委員という,2人から3人というのは,前の県議会での答弁にもあったように,国や各都道府県のそういった原発関係の議会で委員を務めている方,と考えてよろしいのでしょうか。

(知事)
それに務めているというふうに限定するわけではないのですが,原発政策に批判的方も含めて,大体そういう委員会や審議会の何らかに関わっている方が非常に多い,というふうに思っていまして,今そういう所にいらっしゃらない方というのはそんなにいないのではないかと思っていますし,そういった場でのご発言ということを通じて,この方はかなり厳しい,批判的なご意見をお持ちかどうか,ということを確認して,ということだと思っております。

(記者)
で,年内に決めたいということでしたが,今の委員の方々がちょうど,任期2年でこの12月,たしか22日くらいだったかと思いますが,丸1年を迎えますがその時期,つまり年内に2・3人を加えて,新たな会を開くということになるのでしょうか。

(知事)
いえ,選任の手続きは年内にもと思っておりますが,実際に委員会を開催するとなると,またそこから日程調整や手続き等がありますので,そこはまだ年内ということではない,年内は少々無理ではないかと思っております。

(記者)
そうしますと,今の委員の予算も組んであると思いますが,次の12月議会までに決めて,例えばそこに議案を出すと,そういうこともお考えなのでしょうか。

(知事)
特に,議案を出すということではないと思うのですが,委員の追加ということについて,特段何か議案ということではないかなと思っておりますが。

(記者)
予算内で,という。

(知事)
予算は特に,今のところ足りるのではないかと思っていますけれども。

(幹事社)
以上でよろしかったでしょうか。
では,これで進行をお戻しします。

(広報課長)
これをもちまして,知事の定例記者会見を終了させていただきます。
どうもありがとうございました。

 

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