更新日:2024年4月12日
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文部科学省の「学校におけるがん教育の在り方について(報告)」(H27.3)では,がん教育の定義について,「がん教育は,健康教育の一環として,がんについての正しい理解と,がん患者や家族などのがんと向き合う人々に対する共感的な理解を深めることを通して,自他の健康と命の大切さについて学び,共に生きる社会づくりに寄与する資質や能力の育成を図る教育である。」とされています。
1 がんについて正しく理解できるようにする。
がんが身近な病気であることや,がんの予防,早期発見・健診等について関心をもち,正しい知識を身に付け,適切に対処できる実践力を育成する。また,がんを通じて様々な病気についても理解を深め,健康の保持増進に資する。
2 健康と命の大切さについて主体的に考えることができるようにする。
がんについて学ぶことや,がんと向き合う人々と触れ合うことを通じて,自他の健康と命の大切さに気付き,自己の在り方や生き方を考え,共に生きる社会づくりを目指す態度を育成する。
がん教育で取り扱う具体的な内容は以下のとおりです。
【具体的な内容】
1 がんという病気 2 我が国におけるがんの現状 3 がんの経過と様々ながんの種類
4 がんの予防 5 がんの早期発見とがん検診 6 がんの治療法
7 がんの治療における緩和ケア 8 がん患者の「生活の質」 9 がん患者への理解と共生
がんに関する科学的な知識については,中学校・高等学校において取り扱うことが望ましいと考えられています。また,健康や命の大切さについては,小学校を含むそれぞれの校種で指導すること等,発達の段階を踏まえて指導することが大切です。
がん教育では,がんそのものの理解やがん患者に対する正しい認識を深めるために,医療従事者やがん経験者等の外部講師の活用が効果的です。県教委では,関係機関・団体等の協力をいただき,「がん教育外部講師リスト」を作成しました。
鹿児島県がん教育外部講師リスト(令和5年11月時点)(PDF:263KB)
【文部科学省】
文部科学省作成のがん教育資料及び教材等が下記URLに掲載されていますので,ダウンロードして御活用ください。
1 「がん教育推進のための教材」(令和3年3月一部改訂)
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1369992.htm
2 「外部講師を活用したがん教育ガイドライン」(令和3年3月一部改訂)
https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1369991.htm
3 「補助教材」(令和3年3月一部改訂)
https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1385781.htm
【全国がん患者団体連合会】
がん教育を実施するに当たっての配慮事項等の参考資料が掲載されています。全国がん患者団体連合会ホームページからダウンロードできます。
「がん教育配慮事項ガイドライン」(令和2年2月)
【鹿児島県健康増進課】
過去3年間について,モデル校の取組を掲載しています。
平成元年度以前のモデル校は,以下のとおりです。御協力ありがとうございました。
平成元年度 枕崎市立立神中学校
平成30年度 鹿屋市立上小原中学校
平成29年度 県立鹿児島東高等学校
平成26年度 鹿児島市立南小学校,鹿児島市立伊敷中学校,薩摩川内市立隈之城小学校,薩摩川内市立川内南中学校
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