地震災害への備え
わが家の地震対策
1家の中の逃げ場として安全な空間をつくる
◆部屋がいくつもある場合は、人の出入りが少ない部屋に家具をまとめて置きましょう。
◆無理な場合は、少しでも安全なスペースができるように配置換えをしましょう。
2 家具の転倒や落下を防ぐ
◆家具と壁や柱の間に遊びがあると倒れやすいです。
◆家具の下に小さな板を差し込んだり、転倒防止器具を使って壁や天井に固定します。
3 寝室、子どもやお年寄りのいる部屋には家具を置かない
◆就寝中に地震に襲われると危険です。
◆子どもやお年寄り、病人などは逃げ遅れる可能性があります。
4 安全に避難できるように、出入口や通路には物を置かない
◆家具など倒れやすいものを置くと、いざというとき出入口がふさがれてしまいます。
地震発生時の行動
1まずわが身の安全を図れ!
何よりも大切なのは命。地震を感じたら、まず第一に身の安全を確保する。
2すばやく火の始末!あわてず、さわがず冷静に
激しい揺れが収まったら、「火を消せ!」とみんなで声をかけ合い、調理器具や暖房器具などの火を確実に消す。
3脱出口を確認する!
特に鉄筋コンクリートの建物内にいるときは、閉めたままだと建物が歪み、出入口が開かなくなることがある。
4火が出たらまず消火を!
「火事だ!」と大声で叫び、隣近所にも協力を求め初期消火に努める。
5外へ逃げるときはあわてずに!
外に逃げるときは、瓦やガラスなどの落下物に注意し、落ち着いた行動を。
6山崩れ、がけ崩れ、津波に注意する!
山間部や海岸地帯で地震を感じたら、早めの避難を。
7狭い路地、塀ぎわ、がけや川べりに近寄らない!
ブロック塀・門柱・自動販売機などは倒れやすいので要注意。
8避難は徒歩で、荷物は最小限にする!
指定された避難場所に徒歩で避難する。車は使わない。
9みんなが協力し合って応急救護
お年寄りや身体の不自由な人、ケガ人などに声をかけ、みんなで助け合う。
10正しい情報をつかむ!
特に鉄筋コンクリートの建物内にいるときは、閉めたままだと建物が歪み、出入口が開かなくなることがある。
うわさやデマに振り回されない。テレビやラジオで正しい情報を。
津波から身を守るために
過去に何度も大津波を経験している三陸地方には「津波てんでんこ」という言い伝えがあります。これは、「津波が来たら、親も子もない。『てんでに』逃げないと命は助からない」という意味だそうです。
鹿児島県でも過去に津波による被害が発生しています。
決して対岸の火事ではないのです。
津波注意報が発表されたら・・・
強い地震や長い時間の揺れを感じたら・・・
ただちに海岸から離れ 津波警報が発表されたら・・・
急いで高台などの 海岸にいる人はただちに
安全な場所に避難する! 海岸から離れる!
地震を感じなくても、津波警報が発表されたら直ちに避難 津波注意報でも海水浴や釣りは危険!
津波の速さはジェット機なみ
津波が太平洋を伝わる速さは、ジェット機なみにもなります。
海岸近くでも秒速10m程度の速さなので、津波が見えてからではとても逃げ切れません。
津波の高さは想像を超える
津波の高さは海岸の地形などに大きく左右されます。
沿岸での予想される津波の高さが1mでも、津波はその数倍から場合によっては10倍程度の高さになります。
引き潮がなくても津波は襲ってくる
津波の前に、引き潮が必ずあるとは限りません。
地震の起こり方や、震源付近の地形によって、津波の来襲にはさまざまなパターンがあります。
津波は繰り返し襲ってくる
津波は2回、3回と繰り返し襲ってきます。1回目で安心はできません。波が落ち着くまで注意し、警報、注意報が解除されるまで海岸に近付かないようにしましょう。
地震に強い建物にするために
木造家屋の補強方法
地震でも倒れない強い建物にする方法をご紹介します。詳しくは最寄りの建築士にご相談ください。
お問い合わせ先:鹿児島県建築士事務所協会 099-223-6363
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