環境共生住宅ラメール中名団地(2)
3.住戸計画
住戸計画では以下のことを考慮しています。
●住棟各所のピロティ空間は、住戸アプローチ空間であり、自転車置場や物干し場、野外スペースとなるとともに、住民のふれあいの場として利用可能。これはこの地方特有の強い風雨から保護された半屋外空間の確保を意図したもの。
●各住戸の南側に大きな開口部と庇を設け、冬の日射取得と夏の遮熱を行う。また、開口部ガラスは複層ガラスを用い、冷暖房負荷の低減を図る。
●一階住戸屋根は緑化を行うことで躯体部の蓄熱量を減少させ、室内側の熱負荷を軽減する。
●住棟北側に土盛し、地中冷熱を利用し、夏・冬の冷暖房の環境負荷の低減を図る。
●各住戸一階屋上に太陽熱温水器を設置し、豊かな日射量を活かしてクリーンな太陽エネルギーを利用し、エネルギー消費の削減を図る。
●住宅の仕様は、長寿命化を意識し、配管配線等は基礎に埋め込まないようにし将来的な改修に対応させる。
●室内の仕上がりは、シックハウス対策としてホルムアルデヒド等ガス発生の少ない建材を使用する。
●専用庭を囲む木フレームは、専用部分を明確化するとともに、住民がアサガオやブーゲンビリアなどをツタ性植物を植えることで緑に囲まれた生活を促進する。
住棟間路地
住棟間は、住戸間の土盛りによって路地が
形成される。
全体配置計画
●光と風のあふれる路地空間
●親しみのある村のようなスケール
●眺望を意識した配置計画
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