閉じる

  •  
 
 

閉じる

 
 

ホーム > 産業・労働 > 食・農業 > 畜産 > 家畜衛生に関する情報 > ASF(アフリカ豚熱)に関する情報

更新日:2023年3月15日

ここから本文です。

ASF(アフリカ豚熱)に関する情報

アフリカ豚熱(ASF)とは

  • アフリカ豚熱(ASF)ウイルスにより起こる豚・いのししの伝染病であり,発熱や全身の出血性病変を特徴とする致死率の高い伝染病。
  • 感染畜等との直接的な接触や,ダニが媒介により感染が拡大。
  • 有効なワクチンや治療法はなく,発生した場合の畜産業界への影響が甚大であることから,我が国の家畜伝染病予防法において「家畜伝染病」に指定され,患畜・疑似患畜の速やかな届出とと殺が義務付けられている。
  • 我が国ではこれまで本病の発生は確認されていないが,アフリカでは常在的に,ロシア及びアジアでも発生が確認されている。
  • アフリカ豚熱(ASF)は豚・いのししの病気であり,人は感染しない。

海外におけるアフリカ豚熱(ASF)発生状況

アジアにおけるアフリカ豚熱(ASF)の発生について

  • 2018年(平成30年)8月3日,中国の農場において,初めて発生が確認されました。
  • 2019年(平成31年)1月9日にモンゴルの農場,2月1日にベトナムの農場,3月22日にカンボジアの農場において,初めて発生が確認されました。
  • 2019年(令和元年)5月2日に香港のと殺場,5月23日に北朝鮮の村,6月2日にラオスの村,7月25日にフィリピンの農場,8月1日にミャンマーの村,9月4日にインドネシアの農場,9月17日に韓国の農場において,初めて発生が確認されました。
  • 2020年(令和2年)1月26日,インドの村において,初めて発生が確認されました。
  • 2021年(令和3年)2月8日にマレーシアの村,5月6日にブータン,11月25日にタイにおいて,初めて発生が確認されました。
  • 2022年(令和4年)3月19日にネパールにおいて,初めて発生が確認されました。
  • 2023年(令和5年)2月25日にシンガポールにおいて,初めて発生が確認されました。

家畜伝染病予防法の一部改正

国内での豚熱(CSF)発生,海外でのアフリカ豚熱(ASF)の発生状況を踏まえ,家畜伝染病予防法の一部が改正されました。

【家畜伝染病予防法の一部を改正する法律の概要】
(1)家畜の伝染性疾病の名称変更(豚コレラ→豚熱(CSF),アフリカ豚コレラ→アフリカ豚熱(ASF),その他)
(2)家畜の所有者・国・都道府県・市町村・関連事業者の責務の明確化
(3)飼養衛生管理基準の遵守に係る是正措置等の拡充
(4)野生動物における悪性伝染性疾病のまん延防止措置の法への位置付け
(5)予防的殺処分の対象疾病の拡大
(6)家畜防疫官の権限等の強化

侵入防止対策

発生予防対策の重要ポイント

(1)人・物・車両によるウイルスの持込み防止

  • 衛生管理区域、豚舎への出入りの際の洗浄・消毒の徹底
  • 衛生管理区域専用の衣服、靴の設置と使用の徹底
  • 人・物の出入りの記録
  • 飼料に肉を含み、又は含む可能性があるときは、あらかじめ摂氏70度・30分間以上又は摂氏80度・3分間以上の加熱処理を徹底

(2)野生動物対策

  • 飼料保管場所等へのねずみ等の野生動物の排せつ物等の混入防止
  • 豚舎周囲の清掃、整理・整頓
  • 死亡家畜の処理までの間、野生動物に荒らされないよう適切に保管

予防対策の重要ポイントについて,農林水産省ホームページ(外部サイトへリンク)に紹介動画が公開されています。

畜産関係者の方がアフリカ豚熱(ASF)発生国に行く場合の留意事項

  • 家畜を飼育している農場などへの立入りは極力避けるようにしてください。
  • やむを得ず農場などの畜産関連施設へ立ち入ったり、家畜に接触した場合には、病原体が人や物に付着しているおそれがありますので、帰国時に動物検疫所のカウンターにお立ち寄りください。
    過去の事例から、清浄国においてアフリカ豚熱(ASF)が発生する原因は、ウイルスに汚染された航空機や船舶から出る厨芥残渣を豚に給餌したことによるものです。このため、動物検疫所は定期的に、厨芥残渣が適切に処理されているかどうかの立入検査をしています。
  • 発生国からの肉製品等の持込みは、機内食も含め堅く禁じられています。

消毒の徹底について

  • アフリカ豚熱(ASF)ウイルスに対しては,多くの市販の消毒薬(逆性石けん等)が有効です。
  • 有機物(糞便等)の混入は消毒効果を大きく下げるため,汚れたら適宜交換してください。

飼っている豚に異常が見られたら最寄りの家畜保健衛生所までご連絡ください。

連絡先 電話番号

鹿児島中央家畜保健衛生所

099-274-7555

鹿児島中央家畜保健衛生所熊毛支所

0997-27-0036

鹿児島中央家畜保健衛生所大島支所

0997-63-0045

鹿児島中央家畜保健衛生所大島支所喜界町駐在機関

0997-65-0046

鹿児島中央家畜保健衛生所大島支所瀬戸内町駐在機関

0997-72-0246

鹿児島中央家畜保健衛生所徳之島支所

0997-83-0074

鹿児島中央家畜保健衛生所徳之島支所和泊町駐在機関

0997-92-0043

鹿児島中央家畜保健衛生所徳之島支所与論町駐在機関

0997-97-2033

南薩家畜保健衛生所

0993-83-2156

北薩家畜保健衛生所

0996-22-2184

姶良家畜保健衛生所

0995-62-3070

曽於家畜保健衛生所

099-487-2351

肝属家畜保健衛生所

0994-43-2515

 

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

農政部畜産課

電話番号:099-286-3224

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?