更新日:2023年2月20日
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県では,肥薩おれんじ鉄道株式会社の経営の安定に資するために,鹿児島県内における災害発生時や経営上の赤字発生時など,会社運営上必要が生じた場合に活用できる「肥薩おれんじ鉄道経営安定基金」を皆様からの寄付により造成しております。
基金の積立金額は,平成20年3月末をもちまして,当初目標の5億円を達成することができました。御寄付いただきました皆様に厚く御礼を申しあげます。積み立てられた基金は,冒頭の必要が生じた場合に,必要額に応じて取り崩され,肥薩おれんじ鉄道の安定運行のために供されることになります。
平成16年3月,九州新幹線鹿児島中央~新八代間の開業に伴い,鹿児島本線の川内~八代間についてはJR九州の経営から分離され,「肥薩おれんじ鉄道株式会社」が開業いたしました。
地域住民の方々の通学・通勤などの日常生活に欠かせない公共交通機関として,また,観光をはじめとする地域産業の振興や地域活性化に不可欠な地域の社会基盤として,さらには,全国の貨物鉄道ネットワークの一部として,本県の産業・経済の発展・浮揚のために,川内~八代間の鉄道の存続は欠かせないという県民の皆様方から多くの御意見を頂戴し,鹿児島・熊本両県と沿線市町が出資して,第三セクター鉄道として新たに生まれ変わりました。
この肥薩おれんじ鉄道の経営については,必要最小限の人員体制のもとに徹底的なコスト削減を行うとともに,ビール列車の運行や様々な企画切符の販売等により増収を図るなど,できるかぎりの経営努力を行っているものの,平成19年度の減価償却前赤字が約1億1千7百万円を計上するなど,極めて厳しい会社運営が続いております。
会社による日々の経営努力については,株主である県・沿線市から,会社側に強く要請しておりますが,大規模災害による不測の事態が生じ,復旧工事に多額の費用が生じる場合等への対応が,いまだ十分とは言えない状況にあります。
このため,県では,このような不測の事態に対し,早急に対応することが可能となるよう,「肥薩おれんじ鉄道経営安定基金」を平成16年4月に設置し,鹿児島本線沿線の鹿児島市,日置市,いちき串木野市と民間からの寄付により造成してきております。
FAX099-286-5533
Eメールkansen@pref.kagoshima.lg.jp
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