第2章 - 1 - (2) 魅力と課題 視点(6)文化
魅力1いにしえからの歴史・文化の存在
湾岸には,上野原遺跡をはじめ橋牟礼川遺跡等の縄文遺跡群,鎌倉時代にはじまる島津氏治世を彩る庭園や城跡,明治維新における近代日本誕生の中心的役割を果たした数多くの偉人に関する史跡等,黎明館や尚古集成館等の歴史文化施設など,多様な歴史・文化資源が数多く存在しており,魅力の一つとなっています。
魅力2個性的な地域文化の存在
湾岸には,薩摩焼,錫器,薩摩切子等の伝統工芸のほか,サツマイモ,桜島大根,お茶,カツオ,黒毛和牛,黒豚をはじめとした農林水産物を活用した加工食品などの特産品があり,また,曽我どんの傘焼やハンギリ出し等の各地に伝えられている伝統行事の存在など,鹿児島らしい独自の地域文化が備わっていることは,魅力としてあげられます。
【課題歴史・文化資源への理解向上と学術・文化面からの取り組みの充実】
各種の歴史・文化資源や地域文化の存在は,錦江湾の個性的な魅力ですが,十分に域内外に知られていない面もあります。このため,これらの資源を地域の共有財産としてとらえ,その歴史的・文化的な価値に対する理解や関心を高めていくことが必要です。また,これらの存在を生かして,学術研究や文化活動の面からの取り組みを促進することが望まれます。
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