薩摩土手
慶長10(1605)年,幕府は明年の江戸城修築手伝いを諸大名に命じた。同年7月薩摩藩には垣石運漕船300艘の御手伝普請が命ぜられた。幕府は金150両を給与。藩は莫大な出費を要し,翌11年正月竣成した。300艘の内150艘分の船に積載した石・木材などは,駿河妙見下より弥勒までの堤防築造や駿河城の外郭完成に利用され,安倍川の水害を防いだと伝える。この時築かれた堤防は約4キロにも及び,現在薩摩土手と呼ばれている。
展示に関する情報
現在展示してあります(パネル)
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