広田遺跡貝製品
南種子町の砂丘上にある,弥生時代から古墳時代にかけての遺跡で,上下2層から150体以上の人骨が発見された。下層は屈葬で,サンゴ塊を周囲に置いたものが多く,巫女(みこ)らしい女性などが丁寧に埋葬されていた。上層は集骨再葬墓である。
上,下層ともに多量の貝製の副葬品が出土した。上層人骨には,死者に供えるために作られた貝札が,下層人骨には,貝符,貝小玉,貝輪など生前の装身具が主に,副葬されていた。素材には南海産のゴホウラ,オニニシ,イモガイ,オオツタノハなどが使われている。
ここでは,貝製品の複製品および想定復元品を展示している。
展示に関する情報
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