令和4年度鹿児島県文化芸術振興審議会の開催結果について
1開催日時
令和4年10月12日(水曜日)14時00分~16時10分
2場所
県庁18階特別会議室
3出席委員(委員17名中,15名出席敬称略)
上野一範,烏野ユリ子,金井静香,上村久美子,木元歌由莉,久保満義,小平田史穂,
小松恵理子,白鳥見なみ,新村元植,竹山秀司,田中京子,奈良迫英光,原口泉,三島盛武
4公開・非公開の別
公開
5傍聴者
なし
6議事
(1)県文化芸術推進基本計画に基づく施策の令和3年度実績及び令和4年度の展開について
(2)前回(令和3年度)の審議会における意見への対応について
7議事に対する主な意見
(1)県文化芸術推進基本計画に基づく施策の令和3年度実績及び令和4年度の展開について
- 来年開催される総文祭について,現在の状況について教えてほしい。県においては今年度1億を超える予算を計上しており,着実に取り組んでおられると考えている。
- 県内の若手演奏家が学校を巡りコンサートを実施する機会を設けるなど,県内の若手演奏家の育成を支援する取組を行ってほしい。そうすれば,子どもたちも,特に年齢の近い者の演奏を鑑賞することで刺激を受けることができる。
- 漫画などサブカルチャーについて,県が主体的に事業を行い,幅広い文化芸術の分野に対する支援を行ってほしい。
- 観光と文化との融合が非常に大事である。観光の面では,旅に出て,地域の生活文化に触れるというのが非常に多くなっている。これからも,稼げる観光に文化をどう生かすかという視点で取り組んでほしい。
- 幼児から高齢者まで幅広い世代の人に文化芸術に親しんでほしい。そのためにも,高齢者や障害者向けの駐車場や託児所の整備など,様々な人が文化芸術を享受できるよう文化施設の環境整備に取り組んでいただきたい。
- 観光と文化芸術の融合を行うにはある程度の文化基金が必要である。審議会での意見等を踏まえ,県の5年後,10年後の将来を見据えた文化芸術の振興について考えていただきたい。
- 世界自然遺産登録を機に奄美振興を行うことは良いと思うが,過去の歴史も踏まえ,地元の振興になるよう配慮が必要である。島口などは人口減少により自然消滅する危険性がある。先を見据え,継承していく取組が必要であると考える。
(2)その他文化振興全般
- 鹿児島県の歴史を学ぶ上での基本的な資料である「鹿児島県史」について,戦前に作られたまま見直しが進んでいない状況である。県史に基づいて,地元の歴史は綴られるべきであり,県内の複数の研究者からも改訂の必要性の声が上がっている。子どもたちにも鹿児島の歴史を知ってもらうという意味でも,学術的にしっかりとした裏打ちのある県史を作っていく必要があると考える。
8問合せ先
鹿児島県観光・文化スポーツ部文化振興課文化企画係
(TEL099-286-2537)
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