南種子町の蚕舞（みなみたねちょうのかいこまい）

一月十四日，十五日の小正月の夜，集落の青壮年と子どもたちが集まって家々を訪ね，蚕舞を踊ります。舞手は女装し，白い頭巾などで顔を隠します。また，ゲーマーと呼ばれる道化役も踊る集落もあります。歌い手は玄関より鉦や太鼓を打ち鳴らしながら，唄いあげます。

舞手は大黒柱に刺しているダゴをとって肩にかつぎ，扇を開いて舞います。養蚕の祝福のためだけでなく，家内安全・繁盛も祈願するこの踊りは，種子島の正月を彩る民俗芸能です。

【問い合わせ先】南種子町教育委員会社会教育課（外部サイトへリンク）（0997-26-1111）

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