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更新日:2024年4月15日
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本県は,南北約600kmに及ぶ広大な県土に,緑豊かな森林や美しい海岸線など豊かな自然に恵まれ,約2万種もの野生の動植物が生息・生育し,豊富な生態系を形成しています。
そのような中,現在の生物多様性と地域の文化は,長い年月をかけ,人と自然との関わり(環境文化)によって成立しており,その地域の気象条件に応じて作物を栽培したり,自然の中で山野の恵みを持続的に得たりしていくための地域の言い伝えなどは,長く地域社会の中で継承されてきたものです。
しかし,輸入した資源等に依存する産業活動や人々のライフスタイルの変化,過疎・高齢化の進行に伴い,このような知恵や技術は次世代に継承されないままに失われつつあり,各地域において長年にわたって築き上げられてきた環境文化を記録し,後世に伝承していくことが重要になっています。
これらを踏まえ,県では,地域での経験が豊富な高齢の農林漁業者や,地域に長く暮らす高齢者等(話し手)に,地域の若者など(聞き手)が自然と共生する暮らし方について話を聞き,地域の生物多様性に関する情報を収集・蓄積し活用するため,「環境文化の聞き書き」を実施しています。
令和4年度に,屋久島において環境文化の聞き書きを実施し,その様子をPR動画としてまとめました。(屋久島は,令和5年度に世界自然遺産登録から30周年を迎えました。)
なお,過去の環境文化の聞き書きについては,県のホームページにも掲載していますので,ぜひご覧ください。
https://www.pref.kagoshima.jp/ad04/kannkyoubunka.html
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