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更新日:2024年3月8日
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郷土に愛着を持ち,地域に活力をもたらす人材の育成に資するため,知事が県立高校を訪問し,高校生と鹿児島の「今」や「未来」について意見交換等を行う「高校生とかごしまの今と未来を語る会」を開催しました。
令和6年2月6日(火曜日)午前10時から午前11時まで
鹿児島県立伊佐農林高等学校
塩田知事と生徒80名
テーマ:「牛と共に歩んだ18年と将来の夢」
発表内容
自分が生まれたときから自宅に牛がいて,牛の世話や牛舎の清掃は,小さい頃から手伝うことが当たり前でした。牛が好きすぎて,「将来も牛に関わる仕事に就きたい」と思い,県立伊佐農林高等学校に進学しました。 |
テーマ:「林業の魅力発見(持続可能な資源への挑戦)」
発表内容
中学校の技術家庭科の時間に本立てを作製する際に木のぬくもりに触れ,木材で加工品を創ることにとても魅力を感じました。そこから材料である樹木への興味・関心が膨らみ,県立伊佐農林高等学校への進学を決めました。 一本の木は,木材として活用できるまでに40年以上の時間がかかります。 今の森林は,先人の方々が手間暇かけて育てた資源であり,次世代の森を再生することの大切さを学びました。 自然豊かなこの伊佐で,林業の仕事を通して自然環境を守り,地域貢献ができるような「伊佐フォレストワーカー」になりたい! |
テーマ:「夢実現のため伊佐農林で学んだこと」
発表内容
入学後から,学校や地域生活の充実・向上を目指す「家庭クラブ」の活動に興味を持ち,2年生の時全国大会に参加しました。 |
(高校生)
知事が私たち高校生に望むことは何ですか。
(知事)
高校時代の3年間は,非常に貴重な時間だと思います。勉強も大事だけど,一緒に学ぶ友,困難な時に助けてくれる友,一緒に悩んでくれる友,そんな友達との人間関係を大切にして欲しいと思います。
また,皆さんにはいろいろな可能性があるので,色んな夢を持ち,色んなことにチャレンジをして,自分の可能性を試して欲しいです。
(高校生)
10年後,20年後の鹿児島はどうなっていると思いますか。
(知事)
予測困難な時代において,10年後,20年後を想像するのはなかなか難しいことですが,少子高齢化が進む中,大学や就職で県外に出た方々に鹿児島に帰ってきてもらう,又はIターンで移住を促進する,或いは外国人の方々に来ていただくということができるのかなと思っています。
10年後,20年後の未来を創っていくのは,君たち高校生が中心となるでしょうから,皆さんと一緒に明るい地域社会になるよう努力をしていきたいと思います。
(知事)
皆さんが思う「伊佐市のこんなところがいい」を教えてください。
(高校生)
伊佐市は,カヌー競技が盛んで,部活やクラブチームで頑張っている人が大勢います。
冬はとても寒く,夏はとても暑いといった激しい寒暖差のため,水が綺麗で,美味しい伊佐米が食べられます。
菱刈鉱山や曽木の滝は観光スポットになっており,特に,曽木の滝発電所は,観る時期によって姿を変えるなどの楽しみがあります。
(知事)
最近では,スラムダンクの聖地としても有名になり,焼酎づくりの会社が緑化工場等表彰において経済産業大臣賞を受賞したり,食・観光の面でも魅力的で,本当に素晴らしい地域だと思います。
伊佐市を含め,それぞれの地域に宝物がいっぱいある「南の宝箱鹿児島」には,まだまだたくさんの宝物が眠っています。皆さんには,それぞれに宝物を探して,これからの地域の発展のために頑張っていただきたいと思います。
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