ホーム > 教育・文化・交流 > 教育委員会について > 教育施策 > 教育振興基本計画及び施策概要 > 鹿児島県教育振興基本計画について中高生と対話を行いました。
更新日:2023年12月27日
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第4期県教育振興基本計画の策定に際し,計画の周知を図るとともに,教育を受ける当事者である生徒からの意見聴取・対話を行うことで,今後の施策の参考とし,実効性のあるPDCAサイクルにつなげる。また,このことを通じて,生徒の主権者として社会に参画する意識を醸成し,必要な資質・能力の育成に資する。
令和5年12月20日(水)
鹿児島市立長田中学校 3年生
県立鹿児島中央高等学校 2年生
文部科学省総合教育政策局政策課の沼澤綾子振興計画係長から,2040年以降の社会を見据えて策定された国の教育振興基本計画について,県教育委員会総務福利課の池田克則専門員から鹿児島県教育振興基本計画について説明を行いました。
また,2040年以降の社会は,「将来の予測が困難な時代」になると言われていることについても説明を行いました。
【国や県の教育振興基本計画についての説明の様子】 【2040年以降を見据えた社会の説明の様子】
将来の予測が困難な時代になることを踏まえ,これからの社会を生きていく上で身に付けるべき力等について生徒たちに考えてもらい,1人1台端末を活用して意見交換する場を設定しました。
(鹿児島市立長田中学校) (県立鹿児島中央高等学校)
【1人1台端末を活用して自分の考えを伝え合う様子】
グループでの意見交換後,グループの代表意見を選び全体で共有する時間を設定しました。
また,グループ意見の共有後には,県教育委員会ホームページに掲載されている鹿児島県教育振興基本計画に関するパブリック・コメント(12月20日から1月19日まで)のページにアクセスしてもらい,パブリック・コメントの手続きについて紹介しました。
(鹿児島市立長田中学校) (県立鹿児島中央高等学校)
【グループの代表意見を全体共有する様子】
《中高生との対話で生徒から出された主な意見》
○ 主な意見
身に付けるべき力 |
その理由 |
適応能力 |
予測できないからこそ,固定概念にとらわれず柔軟に対応できる力が必要だと思う。 |
多様性への理解 |
多様性を理解することで,相手との対話が豊かになり,いろいろな問題を解決していくことにつながると思う。 |
コミュニケーション能力 |
AIやロボット等が活躍する時代になる中,ロボットにはできない「相手の気持ちを考えて行動する」ということが人の強み。 |
創造力 |
AIが発達したとしても,創造することは人間にしかできない力だと思う。 |
表現力 |
これからは,言語や文化,価値観の違う人たちと話し合いながら物事を進めていく機会が増えてくると思う。 |
課題発見能力 |
これからの時代は,課題を解決するという点においては,AIの方が正確に出せると思う。そのAIにゴールを設定するため,課題を発見する力が必要になると思う。 |
判断力 |
インターネットが発達するにつれて,様々な情報を簡単に得ることができる反面,情報を信頼しすぎることで誤った認識や行動につながってしまうこともあると思う。 |
疑問に思う力 |
AIが出した答えを鵜呑みにすると,バイアスのかかった考え方に流されてしまう可能性がある。AIの考えを吟味し,修正したり,付け加えたりすることで自分のものにすることが大切だと思う。 |
得意分野を伸ばす |
その人にしかできない力を身に付けることが,より自立した人になると思う。 |
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