療育手帳についてのよくあるご質問

Q療育手帳と他の障害者手帳との違いは何ですか。

A療育手帳については，児童は児童相談所，者（児童以外）は知的障害者更生相談所が判定機関となり，生育歴の聞き取りや，知能検査等を行い，障害の程度や該当の有無を審査・判定し，交付に該当する場合には，交付申請を指導しています。

一方，身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳の場合は，指定を受けた医師の診断を受けた後，申請書にその診断書を添付し，市町村に申請することなり，この申請書に添付された診断書を基に，障害の程度や該当の有無を審査・判定し，該当する場合は手帳が交付されます。

Qどういった場合に療育手帳は交付されますか。

A療育手帳は，成長期（おおむね18歳頃までの期間）において，知的な面での発達の遅れがあると認められた場合に交付されます。
なお，療育手帳については，年齢に応じて2～10年ごとに更新が必要となっていますので，手帳に記載してある「次の判定年月日」までに更新を行うようにしてください。
ただし，35歳以降に更新をした場合は，その後は更新の必要はありません。

Q療育手帳の新規交付や更新に，長期間かかるのはなぜですか。

A療育手帳の場合，判定機関（児童相談所等）が実施する，生育歴や社会生活能力の状況の聞き取り及び知能検査に時間を要しています。
特に，知能検査は，障害の程度にもよりますが，おおむね2時間程度を必要とします。
なお，者については，成長期における知的な面での発達の遅れの確認が必要となるため，生育歴等の聞き取り調査にも時間を要しているところです。

Q進学等の都合で緊急に療育手帳の交付を受ける必要がありますが，同じように長期間待たなければいけませんか。

A進学等の都合により緊急に手帳が必要な方については，個別に対応を行っておりますので，判定機関（児童相談所等）に御相談ください。