地区別
地区別の特徴
出水市や大口市から与論島まで、南北に長い鹿児島県は、民俗芸能の宝庫です。その総数は数え方によって違いますが、およそ千種類。その内容は地域によっても異なり、以下の4つの区域に分けることができます。
- 長島、甑島をふくむ薩摩半島
- 大隅半島
- 三島村、口永良都島をふくむ屋久島、種子島、トカラ列島などの薩南諸島
- 奄美諸島
(1)の区域は棒踊や太鼓踊、神楽、手踊などが多く、甑島には盆踊が多くあります。
(2)の区域には水神をまつる法楽という鉦踊と、みんなが輪になって踊る八月踊が盛んで、カギヒキ祭や神楽も行われます。
(3)の区域では盆踊が盛んで、太鼓踊もあります。
(4)の区域では八月踊が盛んで、狂言や各種の手踊も見られます。
解説:下野敏見
略歴
-
昭和4年4月4日生れ
-
元鹿児島大学法文学部教授
-
前鹿児島県文化財保護審議委員
-
第一回柳田国男賞受賞
-
平成18年度県文化財功労者表彰受賞
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください