霜月祭り
霜月(シモツキ)祭りは、田芋や里芋の祭りを中心とし、カワの宮(集落内の中心にある泉)では田芋祭りをして、その場で田芋を神と共食をします。また、米の飯も東の宮の神々に供えて、ネーシー(巫女)が神楽を上げて拝み、島内各地に祀る諸神にも参拝して神楽を上げます。その内容において大変貴重な民俗神事であります。口之島には神々を祀る聖地が多く、霜月祭りでは神役が拝み、高天ヶ原(タカマガハラ)の祭場では四方の神々に神楽を上げて島の平穏を祈ります。霜月祭りは期間が長いですが,第1日目を除けば第9日目までは何事もなくて、10日目から最終の14日目まで5日間は、連続して祭りが執行されます。これは、祭りに際し、神に供える酒造りの期間が必要であったことによります。
第1日目はその麹立ての日になります。10日目(亥。酒開き)、11日目(子。宮下り前日)、12日目(丑。宮下り)、13日目(寅。オーマツイ)、14日目(卯。山戻し)それぞれの日に神々を祀る神事が執行されます。このように口之島の祭りは、古風で貴重な神祭りが伝承されています。
公開日時
旧暦11月初寅の日から14日間
公開場所
開催風景
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