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ホーム > 教育・文化・交流 > 文化・芸術 > 鶴丸城御楼門 > 鶴丸城御楼門(ごろうもん)・御角櫓(おすみやぐら)の建設について

更新日:2021年1月12日

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鶴丸城御楼門(ごろうもん)・御角櫓(おすみやぐら)の建設について

1経緯

鹿児島(鶴丸)城は,慶長6年(1601年)頃に,のちに島津家第18代当主・初代藩主となる家久が建設に着手した島津氏の居城で,背後の山城(城山)と麓の居館からなる城です。居館(現:県歴史資料センター黎明館(鹿児島市城山町))の正面中央には,鶴丸城のシンボルとして御楼門がありましたが,明治6年(1873年)の火災で焼失しました。

尚古集成館所蔵の鹿児島城全景写真

これまで,御楼門については,観光振興の面から復元したらどうかという意見,完全復元でなければ意味がないとするもの,今のままで歴史的に意義があるとする意見など,さまざまな意見があったところです。

このような中,平成25年4月に,鹿児島経済同友会を中心とする御楼門復元検討委員会から,経済界や個人による募金などを大きな財源とする民間主導による復元計画を盛り込んだ提言がなされ,その後発足した鶴丸城御楼門復元実行委員会が,平成25年12月以降,企業や個人に対して寄附金の募集を行ってまいりました。

平成26年3月,県は,鶴丸城の御楼門を復元するために寄附された鶴丸城楼門復元協力寄附金を適正に管理し,これを活用して楼門の復元に必要な経費の財源に充てることを目的として「鶴丸城楼門復元協力寄附金基金」を設置し,平成26年7月には寄附金の県収納額が,目標の4億5千万円を超えたところです。

今回の取組は,民間が主導する新たな官民連携のモデルの一つであり,鹿児島の歴史や文化,建築技術の継承のほか,新たな観光拠点としても意義あるものです。また,御楼門が鹿児島の新しいシンボルとなることで,文化施設などが集中する「かごしま文化ゾーン」のさらなる充実や,街なかのにぎわい創出など,中心市街地の活性化に繋がることも期待されます。

このようなことから,平成27年2月,民間が主導する新たな官民連携の事業として,御楼門の建設に取り組むこととし,「鶴丸城御楼門建設協議会」を設立しました。

また,御楼門と連なり城郭を構成する重要な要素である御角櫓を,県において建設することとしています。

(使用写真は尚古集成館所蔵です。写真の二次利用はおやめください。)

2協議会の概要

1.目的

丸城の御楼門を建設することを目的とし,関係法令の諸手続き及び建設に必要な事業を行う。

2.構成

及び鶴丸城御楼門復元実行委員会の二者の協議会とする。

3.名称,組織等

(1)名称

丸城御楼門建設協議会

(2)構成

会長 鹿児島県知事
副会長 玉川文生(鶴丸城御楼門復元実行委員会委員長)
監事 2名(鹿児島県会計管理者及び鶴丸城御楼門復元実行委員会副委員長)
3名(文化スポーツ局長,教育庁教育次長,土木部建築技監)
実行委員会 3名(副委員長1名,委員2名)

(3)幹事会

具体の作業に当たるため,協議会の下部組織として幹事会を設ける。

5名(文化振興課楼門等建設推進室長,かごしま材振興課長,教育庁文化財課長,建築課営繕室長,黎明館副館長)
実行委員会 4名(副委員長,広報・企画部会長,事務局長,鹿児島商工会議所建設・資材部会副部会長)

3組内容

1.御楼門(ごろうもん)

保存管理計画・保存活用計画等の策定や大径木の調査,県文化財保護条例上の現状変更申請を経て,基本設計及び実施設計を行い施工します。

2.御角櫓(おすみやぐら)

樹木等の移設工事や文化財発掘調査を経て,基本設計及び実施設計を行い施工します。

 

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観光・文化スポーツ部文化振興課

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