更新日:2021年9月16日
ここから本文です。
ゴボウの収穫機は1条対応ですが,農家が所有している作畦・播種・マルチ作業機械は2条のために収穫精度が悪くほ場廃棄が見られました。そこで1工程2畦作畦・1条播種・マルチ作業機械の実演会を開催したところ農家の評価は高かったです。1条では畦幅が狭くできるため,2条での収穫精度が70%の場合,現行比90%の収量は確保できる見込みです。水田栽培ですが,深耕により根長は十分確保できる畦の高さでした。排水対策が講じられる水田では有望と思われます。
7月29日,喜界島の農業青年クラブから伊佐YADクラブへ,伊佐市の7月豪雨被害に対して,手紙やお見舞金,焼酎が届きました。伊佐市は,第2次世界大戦中,喜界島の学童疎開先となっていたこともあり,今でも交流があります。平成30年硫黄山が噴火した際にもお見舞いが届き,昨年,被災した農家が収穫した伊佐米などの農産物で返礼しました。今回のお見舞いに対しても返礼を検討しています。遠く離れた地域ですが,76年経ってもなお続く交流です。
7月29日にJA北さつまの主催で抑制かぼちゃの講習会が開催され,約40名の参加がありました。栽培計画面積は15haです。水田での栽培が多いため,排水対策の徹底と台風対策のソルゴー防風垣の設置を呼びかけました。また,8月5日には若ごぼう講習会が開催され,30名の参加がありました。栽培計画面積は12haです。しみ症や立枯病が増えているため土壌消毒を呼びかけました。秋野菜は,天候不順等で病害の発生が多くなっているため,防除対策の指導強化を図っていきます。
伊佐地域技連会普通作部会は,定期的に水稲・大豆の病害虫発生調査を実施しています。水稲では,2週間に1回,7地点で調査し,現時点では特筆すべき病害虫発生は認められず,関係者・農業者は胸をなで下ろしています。大豆では,週2回,3地点のハスモンヨトウのフェロモントラップ調査を行っています。今年は誘殺数がやや多く,8月10日に生産者へはがきで防除の啓発を行いました。今後も調査を継続し,状況に応じて情報提供を行います。
よくあるご質問
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください