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更新日:2023年4月25日

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令和5年3月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

県青年会議でプロジェクト発表と意見発表が表彰された

2月24日に開催された県青年会議で,南薩地域の青年代表が,プロジェクト課題「有機にんじんの学校給食への安定生産を目指して」と意見発表「青年活動から学んだこと」について,今まで取り組んだ課題解決活動や将来の農業経営の夢や青年クラブとの出会いについて堂々と発表しました。それぞれの取組や発表が評価され,プロジェクト発表では最優秀賞を,意見発表では優秀賞を受賞しました。今後も青年農業者の課題解決能力を高めるための取組を進めていきます。

青年1 青年2
写真1_県青年農業者会議の様子1 写真2_県青年農業者会議の様子2

南九州市そば生産組合総会が開催される

2月28日,南九州市そば生産・製粉所組合総会が開催されました。インボイス制度対応のため,課税事業者を組合員とする組織再編と役員改選が行われます。出荷・運搬等にかかる日当,燃料代はこれまで役員がボランティアで担っていましたが,組合の経費として予算化します。令和4年度より,京都の業者からの購入が増え,生産量が足りないため,収量・品質向上へ向けて一体となって取り組んでいくことを決議していきます。(業者の希望ー春:春のいぶき,秋:かのや在来)

大浦干拓の早期水稲の施肥について学ぶ

3月7日にJA南さつま大浦・笠沙地区の大規模に早期水稲を栽培している生産者5名に土壌分析結果の報告と施肥について説明を行いました。調査の結果,ほとんどの土壌が酸欠状態のグライ土で,鉄が少なく,加里の値が高い結果でした。農家からは,施肥体系を変更して継続していくことで,土壌の変化を分析で確認していきたいとの声が挙がりました。今後も農政普及課は関係機関と連携して,収量向上と高品質な水稲生産に向けて支援を行っていきます。

大塚地区花き品評会の開催

3月10日に枕崎市大塚地区の花き品評会が開催されました。輪ギクが46点,スプレーギクが36点,ユリが12点の合計94点の出品がありました。昨年から20点程度増加し,コロナ禍以前の出品数に戻りました。今年度は色や品種など多種多様な出品があったことが特徴でした。切り前や草姿,品種特性,希少性などを中心に審査を行い,枕崎市長賞をはじめ,12点が特別賞を受賞しました。今後も農政普及課では,品質の高い花き生産及び産地の維持・発展に向けた支援を行っていきます。

サツマイモ基腐病対策推進地区検討会を開催

枕崎市では,俵積田地区を推進地区に選定し,ドローンを活用した共同防除に取り組んでいます。2月22日,防除時期を揃えるための植付時期の検討会を開催しました。苗の生育等から,植付期間を3月25日から4月5日に設定し,健全苗育成,苗消毒,排水対策の徹底も確認しました。また,病害虫防除所西所長から,推進地区ほ場の基腐病菌密度調査結果と今後の対策の講演を受け,俵積田地区は菌密度が非常に高く,休作を組み入れた対策が不可欠であることの周知を図りました。

枕崎市甘しょ策作協議会研修会を開催

3月2日,枕崎市甘しょ策作協議会研修会を開催しました。農研機構島上席研究員から,5年度に俵積田地区で取り組む,疫学調査結果を活用した効率的な基腐病対策の手法について,病害虫防除所西所長から,俵積田地区ほ場の基腐病菌密度調査結果と休作の必要性について講演を受けました。枕崎市は基腐病発生程度が高い地域であり,さらに,基腐病に弱いコガネセンガンの作付が多いことから,被害軽減が難しいが,国,県,地元関係機関が連携し,効果的な対策の検討を進めていきます。

南薩地域のたんかん果実品評会を開催

南薩のブランド品目であるたんかんの果実品評会が3月1日開催されました。本年産は減酸が早く,秋期の高温後の急激な寒波・積雪で異常落葉の発生,果実の着色遅れもありましたが,屋根掛けハウス栽培10点,露地栽培38点が出品されました。量目・階級,糖度,玉揃い,外観,着色の項目を関係機関及び園振協果樹部会員で審査し,平均糖度は11.7でした。組合長賞等上位5点はJA南さつま果樹選果場で展示し,生産者の次年度に向けた士気高揚につながりました。

指宿市

経営者クラブ員気象災害の備え,収入保険の知識深める

令和5年2月27日に経営者クラブいぶすき支部の総会が開催されました。総会では4年度事業実績,5年度事業計画等が承認されました。総会終了後,研修会を開催し,風雪害等による気象災害に備えるため,収入保険制度を勉強しました。次に総括主幹から普及活動の取組事例と指宿の農業振興に期待することの講話がありました。特に,講話に刺激を受け,大いに盛り上がる会となりました。今後も農政普及課では,経営者クラブ活動の取組支援を行っていきます。

若手観葉生産者堆肥や新規原料の知識深める

2月28日に観葉若手生産者組織である緑のアイデアクラブ(MIC)のメンバー7名が集まり,勉強会を開催しました。堆肥や新規原料の特性について研修後,中越パルプ川内工場で発生するペーパースラッジ炭(PS炭)の導入に向けて,工場見学に行くことを決めました。現在資材価格の高騰や,土の安定調達に苦慮しており,用土の配合を見直す動きがあります。今後は新たな用土の検討を行っていくことから,物性・生育調査等の支援を行っていきます。

「観葉のまち指宿」産地戦略ロードマップの策定

3月7日に観葉のまち指宿協議会の企画会が開催され,生産者や関係機関12人が集まりました。企画会では,産地戦略ロードマップの具体化や,戦略ごとに取り組む担当者を明確にしました。令和5年度から取組を開始し,10年後のJA販売額15億円の目標達成に向けて取り組んでいきます。産地戦略ロードマップの策定により,今後3年間の活動が具体化されたことから,生産者や市,JA,普及が一体となった産地活性化の取組をしていきます。

露地オクラ・スナップえんどうでのIPM技術導入を推進!

指宿市が3月7日,8日に市内3か所(指宿,山川,開聞)で,露地オクラ,スナップえんどう栽培農家を対象に,ほ場の周囲等にソルゴーやそばを植栽し,土着天敵を活用するIPM技術の技術研修会を実施しました。参加した農家には栽培面積に応じてそばを無料配付する等,取り組みを推進しました。昨年度,スナップえんどうでは,台風等の影響を受け取組面積は伸び悩びましたが,指宿地域では一般的な技術として年々増加傾向にあり,今後も有効な害虫対策として推進していきます。

 

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南薩地域振興局農林水産部農政普及課

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