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更新日:2023年4月25日

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令和5年2月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

早期水稲の育苗と病害対策について学ぶ

2月6日にJA南さつま大浦・笠沙地区の早期水稲の育苗講習会を開催しました。生産者は21名参加し,育苗の基本技術と留意点について説明しました。また,育苗期間中に発生する苗立枯病対策や昨年に地域で流行した,いもち病対策として暦に追加となった農薬の適期散布の啓発を行いました。いもち剤について質問が上がり農家は高い関心を持っていました。今後も農政普及課は関係機関と連携して,生育状況の把握や適期防除の啓発を行っていきます。

KEファーマーズ総会とプロジェクト実績研修会を開催

2月9日にKEファーマーズは令和4年度総会とプロジェクト活動の実績をまとめた研修会を開催しました。会長は「今年度は多くの活動や研修会を実施できた」と振り返られました。総会では,活動の振り返りや来年の活動計画,役員改選等の協議を行い,来年度の新体制へ引き継ぎが行われました。総会後,農政普及課が今年度のプロジェクト活動の「品種別の収益と仕上茶における消費者ニーズの把握」をまとめた研修会を実施しました。農政普及課では今後も青年農業者の育成支援を行っていきます。

金峰町で基腐病対策におけるドリフト対策協議を実施

1月27日に,金峰町で基腐病対策におけるドリフト対策について甘藷農家,茶農家,JA,市を参集して協議を実施しました。協議では,有機茶等や甘藷が栽培されているほ場を確認し,来年産に向けた散布計画の情報を共有し,対策として,ドリフトが懸念されるほ場ではドローン散布を避け,甘藷農家と茶農家の散布前の事前連絡を行うこととなりました。また茶収穫10日前の黄色旗の周知も強化することになりました。今後もドリフト対策の支援を行っていきます。

南薩きらりネット総会及び食農交流会を開催

1月27日,開催された総会では,役員改選後新体制のもと新年度をスタートしました。新たに女性農業経営士に認定された新規会員の紹介もあり,「先輩方からいろいろ学び,地域の活動にも参画していきたい。」と抱負を語りました。食農交流会では,前田いちご園の新鮮なイチゴを使ったイチゴ大福・ジャム,枕崎市産の茶々大福づくりや会員が生産する桑茶を試飲しながら,お互いの経営や栽培技術について情報交換を行いました。今後も,南薩きらりネットの活動を通じて女性農業者を支援していきます。

枕崎市大塚周年菊研究会洋菊でフラワーアレンジワークショップ

2月17日,鹿児島市のフラワーショップ兼カフェでワークショップを開催しました。金曜日の夕方に関わらず,女性13人が参加しました。研究会の洋菊(マム)約10種類が使われ,菊が主役の花束づくり。女性会員は,自分たちの生産した菊の特徴や魅力について,生き生きと説明していました。参加者からは,洋菊の種類の多さや華やかでカラフルな色に普段使いにしたいという感想が多く,意義あるワークショップでした。今後も,女性農業者がやりがいをもち経営参画できるよう支援していきます。

早期水稲WCS利用拡大と受託組織検討会議

2月14日,川辺地区の2集落営農組織,受託組織,経済連,市と早期水稲WCSの利用拡大と収穫の受託体制について検討しました。2組織は,R5年度より食用米から一部早期水稲WCSに取り組み,経済連の直営農場の飼料用として契約予定です。継続するためには,受託組織づくり(集落営農組織より,来年も安心している受託してもらえる組織を作ってほしいため)に取り組んでほしいという要望があります。農政普及課では,集落営農組織の経営安定のため,受託組織づくりを支援していきます。

川辺技連と集落営農組織リーダーが先進地研修

2月7日,川辺技連と集落営農組織リーダーで都城の農事組合法人きらり農場高木を研修しました。地域の担い手と農地の利用について話し合い,水稲,バレイショ,大豆,甘藷など団地化を行っています。経営面積220ha,正社員16人,農業機械・施設等は,すべて農業経営基盤準備金の積み立てを利用し,営業利益の黒字化を目指しています。都城では,JAの3人のコーディネーターが経営支援しています。川辺地域の集落営農組織と条件は異なりますが,今後の経営の方向性の参考にし,引き続き支援していきます。

川辺集落営農組織連絡会が経営研修を開催

2月20日,川辺集落営農組織連絡会とJA南さつまの共催で経営研修会を開催しました。経営コンサルタントの村上一幸氏を講師に,集落営農の後継者確保・育成と円滑な事業継承について研修しました。元気なうちに引き継ぐ,選ばれる企業は,理念,技術力,革新力など知的資産が豊富であること,人員確保については,関係機関で方策を練り,働きたい集落営農を選択できる仕組みづくりを行うこと,動画での情報発信が効果的である等の助言がありました。今後も関係機関と連携し,支援していきます。

さつまいもの育苗から植付と基腐病対策を学ぶ

2月17日にJAさつま日置管内の焼酎用かんしょ生産農家を対象に,育苗から植付の栽培講習会を開催しました。農政普及課から,令和4年度の基腐病発生状況,採苗時の消毒,植付の時期,育苗床の残さ処理,本ぽの排水対策等の基腐病対策を説明しました。さらに,ドリフト対策として茶収穫目安の黄色旗の周知を行いました。農家からは,基腐病は依然として発生しているため,今は踏ん張りどころだと意見が出ました。今後,育苗状況の確認を行い,持ち込まない対策を支援していきます。

南九州市フラワーコンテストの開催

2月17日に第15回南九州市フラワーコンテストが開催されました。カーネーション部門は33点,その他切り花部門で16点の出品がありました。資材,燃油等の高騰や台風襲来,寒波で厳しい状況の中でしたが,品質の高い花が揃いました。草姿や揃い,品種特性を基準に審査を行い,カーネーション,トルコギキョウ,テッポウユリ,ストックが特別賞を受賞しました。今後も農政普及課では,品質の高い花き生産に向けた支援を行っていきます。

フラワーコンテスト
写真1_第15回南九州市フラワーコンテストの様子

川辺地区茶業青年勉強会で青年達が交流

川辺地区には茶業青年が10名程いますが,地区内に茶業青年組織がなく,互いに顔を合わせる機会がほとんどありませんでした。そこで,交流の場として農政普及課から勉強会の開催を提案・企画し,関係機関の協力を得て2月16日に開催しました。青年達は,病害虫と防除,肥料と施肥,市場の仕組みについて各々の基礎的内容を学び,対話を通じて互いを知ることができました。青年達は「地区内の同年代と知り合えてよかった。今後も勉強会を続けたい。」と継続に前向きで,技連会でも青年育成を支援していきます。

完熟「きんかん春姫®」果実品評会を開催し,知事に贈呈

1月上旬から共選共販出荷を開始した完熟「きんかん春姫®」の果実品評会が,2月3日に開催されました。出品された15点の量目,糖度,玉揃い,外観,着色の項目を園振協果樹部会員で審査し,組合長賞等の入賞5点を決定しました。また,2月6日に南さつま連絡協議会会長,南さつま農協組合長はじめ関係者で知事を表敬訪問し,組合長賞を受賞した果実の贈呈と試食をしていただきました。今後も生産者・関係機関一体となり「きんかん春姫®」の生産振興に取り組んでいきます。

きんかん品評会 知事きんかん
写真2_完熟「きんかん春姫®」の果実品評会の様子 写真3_知事へ贈呈の様子

南薩地域サツマイモ基腐病対策PT作業部会を開催

1月27日に南薩地域サツマイモ基腐病対策PT作業部会を開催し,各市WGの取組状況の情報共有,重点課題(優良種苗の供給体制整備,共同防除の実施体制整備)の取組実績,青果用さつまいもの貯蔵に向けた蒸熱処理の効果確認試験結果,次年度の推進地区選定等について検討を行いました。基腐病発生程度は,昨年度より少なくなったものの高水準であったことから,次年度は,基腐病に強い品種や新農薬の実証ほの設置,計画的な防除技術情報周知(広報活動)に取り組むことを確認しました。

指宿市

農業次世代人材投資資金交付対象者32名を個別巡回指導

2月6日~2月21日,農業次世代人材投資事業の資金交付対象者32名を対象に,市・JA・農政普及課・農業委員,農地利用最適化推進委員で班編成し,就農状況の個別カウンセリングを実施しました。各ほ場で経営状況や課題・生産状況の確認を行いました。各委員は,日頃から新規就農者の相談相手になっており,今回の個別巡回でも体験に基づいた助言をいただきました。今後も関係機関・団体一体となり,早期の就農定着に向けて経営発展を支援していきます。

観葉女性部Ms.の会1年間の活動振り返る

2月14日,JA観葉センタ-で「観葉女性部Ms.の会」の総会が開催されました。同組織は,令和4年2月に5名の会員で再スタートし,令和4年度は,女性の就農環境改善緊急対策事業のグループ活動に取り組みました。事業では,仲間づくりや指宿の観葉植物の知名度向上を図るために,先進地研修やSNS活用セミナー,県内でのマルシェの出店等を実施しました。現在,会員11名となり,令和5年度も引き続き同様の目的で活動を展開する予定であり,今後も支援を継続します。

4普及課題農業者と関係者から評価をうける

1月19日,指宿庁舎で,普及指導活動外部評価会を開催し,発表課題4課題について,農業者5名,関係者6名から評価を受けました。いずれの課題も地域の農業発展のために重要な課題であり,関係者と連携を図りながら取り組んでいると高い評価を得ました。また,今後の展開に期待を寄せる意見もありました。発表方法として,音声アプリを活用した課題もありました。これらの評価を踏まえ,次年度の普及活動計画を作成していきます。

JAいぶすき観葉植物部会と市場関係者の商談会(観葉フェア)開催

2月14日,JA観葉センターで「観葉フェア」が開催されました。JAいぶすき観葉植物部会の生産者20戸が出展し,約80名の市場関係者が来場し商談を行いました。商談の他にも,逸品物の入札や,提供商品の抽選会,指宿市産のそらまめ,鰹節,鰹の腹皮を用いたおもてなしが行われました。また,フェアでは各生産者をバイヤーが巡り多くの面談が行われました。普及では引き続き,観葉のまち指宿のPR等を行っていきます。

観葉
写真4_観葉フェアの様子

ハウスオクラのアブラムシ対策に,天敵資材活用を推進中。

1月16日,2月7日,2月14日,JA・市主催で指宿市内のハウスオクラ農家を対象に,天敵資材(ヒメカメノコテントウ,他)を活用したアブラムシ類防除研修会を実施しました。研修会には計35名の農家が参加し,資材メーカー,JA,農政普及課等から導入技術の紹介やスケジュール,注意点等を説明しました。今回初めて取り組む農家も多く,3月には,露地オクラ,豆類のIPM推進研修会も計画しており,引き続き関係者と連携しながら,IPM技術の導入推進と普及を行っていきます。

1月24日~25日風雪,低温被害の事後対策に奔走。

1月24日からの風雪・低温等により,管内では,豆類(そらまめ,スナップえんどう,実えんどう)を始め,レタス,グラジオラス,観葉植物,びわ等,甚大な被害を受けました。普及では,市,JA等の関係機関と連携しながら,それぞれの農作物毎に,草勢回復を図るための対策や病害予防対策等の啓発,新規就農者や農家等からの営農や資金相談など,その後の様々な対応に奔走しました。今後も関係者と密に連携しながら,事後対策に努めていきます。

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南薩地域振興局農林水産部農政普及課

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