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ホーム > 地域振興局・支庁 > 南薩地域振興局 > 産業・労働 > 農業 > 普及情報 > 令和4年12月南薩地域の現地農業情報

更新日:2023年1月23日

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令和4年12月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

知覧茶マルシェで品種茶の飲み比べ体験を実施

11月23日,KEファーマーズは知覧茶マルシェ2022において,プロジェクト活動で製造した品種茶を用いて飲み比べ体験を実施しました。会員は消費者へ品種ごとの特徴の違いを説明し,消費者は試飲を通して品種ごとに異なる味や香りを楽しんでいました。また,消費者にアンケート調査を行い,ニーズを知ることができ,自らの経営を見つめ直す機会となりました。農政普及課では,今後も品種の特徴を活かした生産により,収益が高まる取り組みを指導していきます。

知覧茶マルシェ
写真1_品種茶の飲み比べ体験の様子

南薩地域青年農業者会議でプロジェクト発表と意見発表に取り組む

南九州市頴娃町の青年クラブKEファーマーズが中心となって,12月2日,頴娃文化会館で「令和4年度南薩地域青年農業者会議」を開催しました。約53人が参加し,プロジェクト発表3人,意見発表3人が今まで取り組んだ課題解決活動や将来の農業経営の夢や青年クラブとの出会いについて発表しました。審査の間は,KEファーマーズが講師となり,お茶の入れ方教室をクイズを交え研修を行い,交流を図りました。今後も青年農業者の課題解決能力を高めるための取組を進めていきます。

青年農業者会議 青年農業者会議2
写真2_南薩地域青年農業者会議の様子1 写真3_南薩地域青年農業者会議の様子2

新規就農者の茶部門研修を開催

11月30日,就農3年目までの茶新規就農者を対象に,昨年要望のあったテーマの「茶の病害虫と防除」について,年間の茶生育に応じた病害虫防除の基礎や,防除方法などを中心に研修を行いました。また,参加者が日頃の茶園管理作業で抱えている疑問や課題について意見交換し,指導農業士からアドバイスをいただきました。今後も新規就農者の技術向上に取り組んでいきます。

JA南さつま管内の水稲栽培暦を検討

11月25日にJA南さつま管内の早期水稲と普通期水稲の栽培暦の検討会を開催しました。今年は早期水稲でいもち病の被害が多かったことから,航空防除前に本田でいもち病を予防することになりました。また,関係機関からは,肥料価格高騰対策として堆肥入り肥料の紹介が行われました。今後,早期水稲の防除は,いもち病の対策を強化するため,関係機関と連携し,農家への啓発に取り組んでいきます。

南薩地域のさつまいも安定生産のための栽培暦を検討

12月15日に南薩地域管内の原料用さつまいもの栽培暦検討会を開催しました。サツマイモ基腐病対策の持ち込まない対策,増やさない対策,残さない対策とさつまいも栽培の基本技術を中心とした内容となりました。また,関係機関からは,今年いくつか報告があった細菌性の腐敗の要因と対策について情報提供が行われました。今後,さつまいもは育苗が始まるため,関係機関と連携し,持ち込まない対策の支援を引き続き行っていきます。

指導農業士会と連携した新規就農者の現地指導

12月6日(火曜日)南九州市川辺地区の新規就農者3人(クルクマ,根深ねぎ,茶)の現地指導を行いました。市農政課及び指導農業士4名も参加し,本人の経営概況や今後の目標・経営上の課題等を説明後,指導農業士から適切な指導助言を受けていました。うち1名は認定農業者へ移行することとなりました。1月には南さつま市や枕崎市においても同様の現地指導を行うこととしています。今後は関係機関・団体の参集範囲を拡大し情報共有に努めていきます。

新規就農者を対象に畜産部門別研修会を開催

12月19日に畜産部門の新規就農者2名を対象に現地研修会を開催しました。子牛育成マニュアルや短期肥育についての情報提供や,全共で評価の対象となったMUFA(オレイン酸)についても資料を元に説明を行いました。他に,課題解決能力の習得につながるPDCAサイクルについても理解を深めました。その後,指導農業士の牛舎内に立ち入り,牛の飼養管理について意見交換を行いました。今後も引き続き新規就農者を支援していきます。

基腐病対策推進地区取組反省会を開催~次年度の取組を確認

12月8日に枕崎市の基腐病対策推進地区となっている俵積田地区(取組農家13人)の取組反省会が開催されました。最初に,農研機構から,吾平町で実施している疫学調査結果を活用した効果的基腐病対策の講演を受けた後,今年度の取組反省を行いました。ドローン防除による省力化,防除効果の評価も高く,次年度も継続して取り組むことが確認されました。さらに,次年度は,農研機構疫学調査,防除所調査,みちしずく実証,さつまいも休作,排水対策実証にも取り組むことを確認しました。

令和4年度クルクマ出荷反省会

12月8日,JA南さつま川辺花き部会の令和4年度のクルクマ出荷反省会が開催されました。9月に行われた品評会の表彰と今年度の実績報告が行われ,次年度に向けて対策を検討しました。昨年度より栽培面積は10a減でしたが,販売本数は前年度比100%,販売金額は105%であり,販売単価も約5円高い結果となりました。農政普及課では,次年度の栽培に向けて球根消毒時から継続して関係機関と連携し支援を行っていきます。

クルクマ1 クルクマ2
写真4_令和4年度クルクマ出荷反省会の様子1 写真5_令和4年度クルクマ出荷反省会の様子2

知覧茶規格統一審査会で仕上げ茶製品の品質を確認

12月13日,知覧茶規格統一審査会を開催しました。南九州市茶業振興会流通部会では,1,000円前後の仕上げ茶製品50点について,農政普及課等が品質審査・評価を行いました。ほとんどの製品が規格基準以上の品質でしたが,変質した品も数点あり,要因確認及び商品管理の改善を指導しました。会員外で新たに出品した生産者も数名おり,仕上げ茶による収益向上を指導しました。

南薩きらりネット交流会&研修会を開催

11月27日,南薩きらりネットが南さつま市mojoカフェにおいて,交流会と研修会を開催し,10名が参加しました。お互いの農産物や加工品を持ち寄り,販路や加工方法などについて情報交換を行いました。また,外国人技能実習生を受入れている会員が,外国人技能実習制度における受入の流れや残留可能年数,受入準備,受入後の対応まで事例発表を行いました。コロナ禍で約1年ぶりの集まりとなり,お互いの近況等話が弾んでいました。農政普及課では,今後も女性農業者を支援していきます。

キラリネット
写真6_南薩きらりネット交流会と研修会の様子

ピーマン研修生が指導農業士ほ場を視察研修

加世田地区では,ピーマン研修生1名が1年間農家圃場で栽培技術習得に取り組んでいます。12月7日,頴娃の指導農業士ほ場の視察研修を実施し,栽培技術や天敵・IoT機器の活用等について指導を受けました。研修生は来年度ハウス建設を計画しており,新技術を積極的に導入し高単収を上げている取組は非常に参考になり,栽培意欲が高まるとともに栽培技術の習得・向上に繋がりました。

指宿市

指導農業士会活動検討会の開催

12月8日,市内の第三者認証店で,指導農業士会活動検討会を開催し,昨年度認定された2名の新規会員を含め,9名が出席しました。検討会では,今年度の活動実績,新規就農者の意向調査等を報告し,今後の活動のあり方について,活発な意見交換が行われました。特に農大生研修受け入れの課題については,農業技術・経営指導以外の改善要望等,多くの意見が出されました。今後も,指導農業士会と連携し,新規就農者の確保・育成に向けた取組を行います。

いぶすき農協観葉植物部会創立40周年記念式典の開催

11月29日,いぶすき農協観葉植物部会創立40周年記念式典が指宿白水館にて開催されました。主要産地の市場関係者をはじめ,生産者や行政機関など約90人が出席しました。いぶすき農協観葉植物部会の田中会長は,出席者へ向けて感謝の気持ちを伝えると共に,「令和3年の共販額は過去最高の13億円を突破することができた。50周年に向けて,これからも力を合わせて頑張ろう。」と力強くあいさつされました。今後も「観葉のまち指宿」のPR活動等をとおして支援していきます。

40周年
写真7_いぶすき農協観葉植物部会創立40周年記念式典の様子

県政広報番組MBC南日本放送「ふるさとかごしま」の取材

12月3日,県政広報番組MBC南日本放送「ふるさとかごしま」の取材が行われました。観葉のまち指宿の観葉植物生産地のPR活動の取り組みを紹介する内容となっており,当日は,(1)田中喜巳氏のハウスにて,温泉熱利用や栽培の歴史に関するインタビュー等,(2)いぶすき農協観葉センターにて,集出荷の風景やセンター長のインタビュー等,(3)第42回グリーンフェスタにて,展示即売会の風景や購入者インタビュー等を行いました。観葉のまち指宿を県民に知っていただく良い機会となりました。

観葉のまち指宿のPR動画の撮影・取材

地域振興事業の取り組みで,観葉のまち指宿のPR動画作成を計画しており,今回,12月5日~8日に生産者5名の撮影が行われました。動画は生産者個人にフォーカスし,動画内に生産者の語り(就業の経緯,観葉植物自体や育成に対するこだわりや思い)を入れる構成となっています。次回は令和5年2月頃に撮影を行う予定です。令和4年度中の完成を目指しており,完成後は「観葉のまち指宿」のHP等で発信し,指宿の観葉植物をPRしていく予定です。

PR
写真8_PR動画の撮影・取材の様子

第3回えんどうニューファーマー講座を開催

12月8日,3回目のえんどうの栽培に関するニューファーマー講座を開催し,新規就農者12名が参加しました。12月以降の降霜対策や寒冷期の草勢維持等の栽培管理や,収量,品質に及ぼすかん水の効果について講習を行いました。指導農業士からは,令和4年度,特に発生の多かったアザミウマのIPM防除技術や,発生している病害虫への使用薬剤の説明がありました。また,参加者のほ場も視察し,かん水の影響やうどんこ病の管理方法について具体的な指導を行いました。

えんどうニューファーマー
写真9_第3回えんどうニューファーマー講座の様子

令和4年産オクラ生産販売実績と5年度に向けた活動方針等を検討

11月29日,JAいぶすきオクラ部会の生産者代表及び関係者31人が出席し,令和4年産オクラの生産販売実績の報告がありました。令和4年産実績は,面積97.4ha,販売量1,177t,共販額1,012百万(前年比95%),単価860円でした。また,土着天敵等を活用したIPM技術普及面積は45.3haで,昨年より1.7ha増加しました。5年産に向けては,IPM技術の推進や栽培品種の整理,害虫対策等,課題の解決等に向けた活動方針が検討されました。

経営者クラブ員が地元特産品の山川漬けの秘密を学ぶ

11月14日,経営者クラブいぶすき支部の家族研修会が関係機関・団体の参集のもと開催されました。研修会では,県工業技術センター食品・化学部長から「GABAが豊富な山川漬けの秘密」と題して食品の機能性等の講演があり,活発な意見交換が行われました。また,農政普及課からは,普及活動の取組を紹介し,クラブ員から「多くの情報が知れて良かった。」との意見が出されました。農政普及課では,今後もクラブ活動の取組を支援していきます。

指宿市場年間子牛市況と,生産者研修会

令和4年度の指宿中央子牛セリ結果(売却のみ)は,年間平均が去勢が614千円で,めすが501千円,全体平均567千円となりました。前年比105千円安で,生産者の経営には厳しい状況となりました。そのような中,12月16日にJA指宿繁殖農家研修会が開催され年間を通じた市況と配合飼料情勢や,事業継承,インボイス制度について研修を行いました。子牛価格の低迷と資材高騰は予断を許さない状況ですが,今後も情勢に対応した経営管理への取組を支援していきます。

 

 

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南薩地域振興局農林水産部農政普及課

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