更新日:2022年11月8日
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10月19日に早期水稲のいもち病やウンカ等の病害虫対策に向け,地域の防除体系見直し検討会を開催しました。今年度の被害の拡大要因を気象や防除適期から分析,各JAからの防除体系案を元に防除の検討を行いました。いもち病については,葉いもち予防のために,省力的な剤で5月に本田防除を行い,ウンカは,「なつほのか」等の晩成品種は農家へ箱剤を紹介することになりました。今後は,関係機関とさらに連携を強化して病害虫防除のための状況把握や啓発を行います。
9月27日に,会員の女性従事者(30人)を対象に「明日からもっと農業が楽しくなる!お花を育てる仕事にやりがいが見いだせる」をテーマに研修会を開催しました。講師のMBCリポーターの柴さとみ氏が「歴史もあり,すばらしい産地をみんなでPRをしてほしい。」と話されました。ワークショップでは活発な意見交換を行い,大塚周年菊栽培に携わることは,人に感動してもらえるすばらしい仕事であると再認識していました。農政普及課では,今後も研究会の取組を支援していきます。
10月7日に,農研機構,農産園芸課,枕崎市の担当者による検討を行い,病害虫防除所の俵積田地区定点調査ほ場に加え,俵積田対策推進地区について,土壌調査や栽培管理実態調査を行い,疫学調査結果に基づくサツマイモ基腐病対策の提案を行うことを決定しました。今後,各種調査を行い,必要な対策を整理したうえで生産者報告会を開催します。併せて,よりきめ細かい対策提案を行うために必要な取組について,次年度に協力を依頼していきます。
10月24日,本田伸二税理士を招いて南薩地区農業経営セミナーを開催しました。午前の部は3農家の個別相談会を開催し,個々の法人化や税務対策について助言指導をいただきました。また,午後の部は関係機関・団体及び農家計40名が参加し「消費税のインボイス制度概要及び税務対策」という演題で,消費税制度改変に向けて農家がどのような対策をとれば良いのかという視点でわかりやすく研修していただきました。
10月27日,南九州市役所農政課主催で川辺地域の9集落営農組織が意見交換会を行いました。8月の個別相談会を踏まえ,課題について具体的な解決に向けて検討を行いました。労働力不足,機械導入希望,基盤整備,作物,その他(株式会社化検討,他組織との連携等)等について,事業紹介や情報交換を行いました。大麦若葉の労力補完の仕組みなど参考となる方策もあり,今後も引き続き市と連携しながら,支援していきます。
9月29日に農業経営継承研修会及び農業経営相談会を開催し,農家16戸を含む33名が参加しました。農業経営スペシャリストの木山税理士が経営継承の時期や手続き等について説明しました。2戸は研修終了後に税理士と個別面談を行い,法人化や今後の税務申告の方法についてアドバイスを受けました。指宿地域ではこれまで経営継承に関する研修会は行ってなかったため,研修会でも積極的に質問があり,意欲が高いことが感じられました。今後も同様な研修会を引き続き開催して意識啓発を図っていきます。
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写真1_農業経営継承研修会の様子 |
10月6日に2回目のえんどう類のニュ-ファ-マ-講座を開催し,新規就農者10名が参加しました。指導農業士のほ場を視察し,摘花や病害虫防除等の管理技術,IPM技術についての講習を行いました。参加者からは,栽培技術や資材の設置方法等について多くの質疑があり,活発に意見交換がなされました。さらに,希望のあった参加者1名のほ場現地へ赴き,指導農業士から栽培上の課題と対処法について指導を受けました。次回開催を12月8日に計画しています。
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写真2_第2回えんどう類のニューファーマー講座の様子 |
10月6日,指宿市長応接室にてファームコネクト指宿と市長と語る会が開催され,会員8名が参加しました。会員らは,指宿市の農業・農村発展のために農産物のPRについてや新規就農者の受け入れ時の支援等について積極的に提言しました。事前に農政普及課では意見提言する内容を準備するよう助言しました。今後,地域の課題解決に向け,自ら実践できること,組織で取り組むこと,関係機関とともに取り組むことについて会員相互の情報共有を図っていきます。
9月27日,若手観葉生産者の勉強会組織であるMICのメンバーが集まり,勉強会を開催しました。参加者は7名で,「用土の話」をテーマに,用土に使用する原料の特徴や理想的な用土について等の意見交換を行いました。生産者からは,新しい原料の探索を求める声も聞かれました。今後,原料の探索に向けて情報収集を行っていきます。次回は11月に堆肥についての勉強会を開催予定です。
10月7日,地区中央公民館で20歳~50歳代の中心経営体等による「新西方地区農業の未来を語る会(若者編)」を開催しました。若者13名と農業委員等が集まり農業経営上困っていることや要望・解決策等についてワークショップを行いました。農地の貸し借り・集約化,農道農地整備,土手の管理等の課題が出され,実施後のアンケートでは,経営に直接関係し,交流ができて参加して良かったという感想がありました。今後はこれらの意見を地区のリーダーと検討し地域営農の仕組み作りに活かしていきます。
10月12日に担い手アクションサポートチーム担当者会が開催され,認定農業者,認定新規就農者等の担い手の確保・育成等について各取組内容ごとに担当チームを作り,活動体制を明確にしました。今後は月1回開催している市との担い手打合せ会や4半期に1回開催することとしたアクションサポートチーム担当者会で,具体的に活動を検討し担い手への支援の強化を図っていきます。
南薩サツマイモ基腐病対策PT指宿作業部会では10月13日,18日に資材メーカー等も参加し,基腐病発生株(100株),坪堀調査(20株)を実施しました。農薬試験では,バスアミド全面混和区はピクリン畦内消毒よりも発生・被害芋は少ない傾向であり,微生物資材区では,地上部の発生は多かったですが,地下部の芋被害が抑えられていたものもありました。品種試験の紅まさりは基腐病の発生は少なく,芋肥大が早いです。すずほっくりも基腐病の発生は少ないですが,小さい芋が鈴なりに付くのがわかりました。
指宿市では夏秋作物の露地オクラ,さつまいも等の収穫が終わりに近づき,キャベツ,レタス,スナップえんどう,そらまめ,ニンジン,かぼちゃ等の作付けが始まっています。市内あちこちのほ場でスプリンクラーやかん水チューブ,レインガン等でかん水され,作付けが計画的に進められており,生育も順調です。また,さつまいも後もキャベツ,レタス等が早期耕耘され,水利用による効率的な作付けがされています。
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