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更新日:2022年9月28日

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令和4年8月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

集落営農組織が今後の経営の方向性について検討

8月2日から3日に南九州市川辺の9集落営農組織の経営発展に向け,個別相談会を実施しました。経営分析結果を基に,関係機関団体から栽培技術,年間作付計画の見直し,新規作物の導入等について提案を行いました。地域の“農地を守りたい”という理念のもと,後継者や労働力不足や営業利益の伸び悩みなどにより,組織を維持していくことの難しさについて共通認識を持ち,今後,個々の課題解決に向けて関係機関団体と連携して支援していきます。

新規就農者等が農業の基本技術を学ぶ

7月26日,8月4日に頴娃農業開発研修センターで農業基礎研修会を開催し,対象者32人の内10人が参加しました。研修内容は,病害虫診断,土壌肥料,農業機械,農業経営の基礎知識,指導農業士からの講話で,アンケート結果から研修内容をおおむね理解したとの回答が70%でした。特に,指導農業士からの体験談や経営哲学の話に,受講者は今後の経営への意欲を高めていました。

農業基礎講座
写真1_農業基礎研修会の様子

ファームノートカラーの導入実績検討会を開催

8月17日にファームノートカラー導入実績検討会が開催され,導入農家2名と関係者3名が参加しました。ファームノートカラーを装着した令和3年7月中旬~令和4年7月末の約1年間の稼働状況や繁殖グラフについて説明をし,今後の課題も含め検討を行いました。関係者からは新しく開発されたシステムの説明もあり,多角的な視点による繁殖管理分析に期待が高まりました。導入農家の経営改善に向けた支援を,今後も引き続き行っていきます。

さつまいもの栽培技術を学ぶ

7月21日,枕崎さつまいも勉強会の現地研修会が開催されました。当勉強会は,枕崎市でさつまいもを栽培する担い手農家6人で結成された組織です。当日は,会員のほ場及び基腐病対策推進地区(ドローンによる共同防除)において,基腐病対策等の検討を行いました。基腐病拡大が農家経営に大きな影響を与えており,対策技術の開発・普及に大きな期待を寄せていることから,農政普及課としても地域の担い手農家と一緒になり,対策技術の検討・普及を図っていきます。

南薩地域担い手育成担当者会を開催

8月22日に,南薩地区担い手育成担当者会を開催しました。管内3市の担い手育成担当者と農政普及課で担い手等育成にかかる現状・課題及び対策について協議しました。前年度の調査研究では認定新規就農者から認定農業者への移行がうまくいっていないことが判明したことから,今後,各市毎に円滑な移行を推進するために指導農業士会等と連携し支援の充実を図ることとしました。

知覧町加工用サツマイモ部会基腐病対策を学ぶ

8月18日に知覧町加工用サツマイモ部会総会が開催され,その中で,令和4年のサツマイモ基腐病の発生状況と今後の対策について研修を行いました。今年は発生があるものの被害が抑えられていますが,気象災害等により被害拡大も懸念されるため,収穫までは油断できないことや収穫後の残渣の早期すき込みの実施,種イモの管理等について説明を行いました。今後も,このような機会を利用して啓発を図っていきます。

第2回南薩地域サツマイモ基腐病対策PT作業部会で対策を検討

7月22日に南薩地域サツマイモ基腐病対策プロジェクトチーム作業部会を開催しました。さつまいもの生育状況,新品種「みちしずく」の特性,南さつま市で実施しているドローンによる共同防除の体制状況等の情報共有,今後の気象等に対応した防除の周知等を行いました。関係機関からは「みちしずく」の質問等が多く挙がり,今後の方向性について検討する必要があります。会議後は,川辺で実施している水田を利用した種いも生産ほ場で健全農地でサツマイモ生産の取り組みを学びました。

きんかん重点農家の現地検討会を開催

就農5年以内及び技術習得支援が必要なきんかん重点農家を対象に現地検討会を8月12日に開催し,5名が出席しました。前年度は室内で基礎的な勉強会を実施しましたが,本年度は果樹部会長の園地で,実際にきんかんの生育状況をみながら栽培のポイントなどを聞き,意見交換を行いました。参加者からは多くの質問等が出され,全体検討会と異なり,少人数のため質問がしやすかったと高評価でした。今後も先進地研修など計画し,継続支援に取り組みます。

南九州市花き振興会によるフラワーアレンジメント講習会の開催

8月25日南九州市花き振興会主催による市内の花生産のPR及び花消費拡大を目的としたフラワーアレンジメント講習会が開催されました。男性7名,女性4名の参加者からは,「南九州市で花が栽培されているのは知らなかった」「花に興味がわいた」「今後は家で花を積極的に飾っていきたい」などの声が聞かれ,好評でした。

フラワー
写真2_フラワーアレンジメント講習会の様子

3年連続産地賞獲得~南九州市が全国茶品評会で快挙~

8月23日より京都府で全国茶品評会審査会が開催され,南九州市が普通煎茶10kgの部で3年連続の産地賞を受賞しました。農林水産大臣賞を枦川製茶が獲得し,上位4点を南九州市で占めました。農政普及課では,茶園管理や摘採製造指導を実施し,全体のレベルアップに繋がりました。今後も出品茶による基本技術習得と産地PRに向けて支援します。

指宿市

農業次世代人材投資資金交付対象者29名を個別巡回指導

8月1日~17日,農業次世代人材投資事業の資金交付対象者29名を対象に,市・JA・農政普及課・農業委員で班編成し,個別巡回を実施しました。各ほ場で作物の生育状況を見ながら経営状況を聞き取り,現在の課題について助言指導しました。着実に経営基盤を確立している事例が見られる一方,基本的な技術習得を必要とする対象者も見受けられました。今後も関係機関・団体一体となり,早期の就農定着に向けて経営発展を支援していきます。

農業次世代人材投資資金交付対象者の中間評価を実施

8月23日,指宿庁舎で,農業次世代人材投資事業の資金交付対象者5名に対し,中間評価を実施しました。審査は,就農状況報告書及び就農状況調査に基づき,個別面談により評価しました。農政普及課は,各交付対象者に対し,指宿市の所得目標を確保するための売上目標などについて経営分析し,助言指導しました。今後も関係機関・団体一体となり,就農計画目標達成に向けた支援を行います。

観葉女性部Ms.の会,インスタグラム開設

観葉女性部Ms.の会は,今年度,女性の就農環境改善緊急対策事業の活動支援に採択され,観葉産地の知名度向上・販路拡大・仲間づくりを目標に活動展開しています。知名度向上に向けてSNSを活用しようと(株)CoCoDig.LLCの富田貴子氏を講師に7月27日,8月3日にセミナーを開催し,観葉女性部Ms.の会のインスタグラムを開設しました。栽培風景やマルシェの告知など写真を投稿することとしています。今後は,インサイト分析等について研修する予定です。

Msの会
写真3_観葉女性部Ms.の会活動の様子

オクラニューファーマー講座(2)~台風対策と管理のポイント~

8月4日,オクラを栽培する新規就農者等を対象に,第2回『オクラニューファーマー講座』(全3回)を開催しました。新規就農者等19人,関係者5人が出席し,座学研修と現地研修を実施しました。今回は台風等の気象災害対策と病害虫防除を中心に研修しました。講師の指導農業士からは,対策のポイントや耕耘作業の注意点等の助言をいただきました。なお,11月には,農作業安全対策や農業機械の取り扱い研修と併せて,第3回を計画しています。

オクラ講座
写真4_オクラニューファーマー講座の様子

農業経営者クラブ員が農業労働力確保について研修

8月18日,農業経営者クラブいぶすき支部主催による研修会が開催されました。当日は,クラブ員のほか,関係機関・団体も参集し,地域の課題となっている農業労働力確保について研修しました。研修会では,労働力不足の現状,指宿市での1日農業バイトの活用状況,農協での技能実習生の受入状況,県内外での取組事例をもとに,活発な意見交換がなされました。経営者クラブでは,地域にあった農業労働力確保対策の実践に向け,検討をさらに進めていくことにしています。

サツマイモ基腐病発生拡大は抑制

8月12日,8月25日,南薩基腐病PT指宿市作業部会で,市内のさつまいもほ場の一筆巡回を実施しました。現在,青果用の早堀の収穫中ですが,基腐病の被害はほとんど見られていません。ほ場で生育中のさつまいもも,被害拡大は見られません。また,JAいぶすき山川さつまいも部会は7月22日栽培講習会を開催し,農政普及課から育苗ほ場の残渣処理と消毒の徹底,健全苗の確保,健全ほ場の確保,排水対策等の情報提供を行いました。

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南薩地域振興局農林水産部農政普及課

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