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ホーム > 地域振興局・支庁 > 南薩地域振興局 > 産業・労働 > 農業 > 普及情報 > 令和4年7月南薩地域の現地農業情報

更新日:2022年9月5日

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令和4年7月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

ピーマン栽培技術合同研修会開催

7月5日,南さつま市四季彩館で加世田・頴娃地区のピーマン栽培技術合同研修会を開催し,農家21人,関係機関等7人,農政普及課3人計31人が出席しました。IoT機器利用実証結果(農政普及課)やモニタリングを活用した管理技術(専指),IPM技術の活用(外部講師)等について研修しました。農家からは「生育診断に応じた管理技術や,ハウス周りとハウス内での天敵の利用体系など非常に参考になり,次年度作に活用したい。」との意見が聞かれました。

ピーマン研修
写真1_ピーマン栽培技術合同研修会の様子

新規就農者11人を激励!~ニューファーマーの集い~

7月12日,ニューファーマーの集いを開催し,今後の地域農業の担い手として期待される新規就農者の門出を激励しました。本年度は,枕崎市1人,南さつま市1人,南九州市9人の11人が,茶や露地野菜,施設野菜,肉用牛,酪農牛,養鶏の経営に取り組んでいます。会に参加した先輩農業者から,就農に向けた励ましの言葉や営農に向けた助言を行いました。新規就農者は「農業の将来性に魅力を感じ,就農を決意した。早く地域に溶け込み一人前になりたい。」と述べていました。

金峰町でサツマイモ基腐病対策のための共同防除を実施

金峰町では,農業公社が受託調整組織となり,ドローンによる共同防除を本年度から始めました。農家からの委託を受けて,作業オペレータの金峰町スマート農業推進組合に依頼し,散布を行う体制となります。6月29日には,サツマイモ基腐病対策のためドローンによる農薬散布が行われました。散布時間は7.4haを約1時間半で散布しました。委託農家からは「通常なら1日以上かかる散布時間が大幅に減少し,省力化に繋がった」との意見がありました。

第15回南九州市乗用型摘採競技大会開催

6月30日,南九州市茶業振興会主催の名物行事「第15回乗用型摘採競技大会」が,大雨や新型コロナウイルス感染症の影響もあり4年ぶりの開催となりました。本大会は,安全で的確な運転操作技術の向上と知覧茶のPRを目的とし,市内の茶工場10チームが参加し,日頃の腕前を競い合いました。振興局や市役所,JAの茶技連会員が刈り跡や作業時間,運転操作,安全確認,機械整備などを審査しました。競技の状況はライブ配信され,知覧茶のPRの機会になりました。

摘採競技大会1 摘採競技大会2
写真2_南九州市摘採競技大会の様子1 写真3_南九州市摘採競技大会の様子2

枕崎市さつまいも生産者,基腐病対策について学ぶ

6月16日に枕崎さつまいも生産部会で基腐病対策の研修会が開催され,管内各市の植付時期や品種の違いによる発生状況について説明を行いました。今年度は,基腐病の発生は見られるものの被害拡大が抑えられていることから,引き続き,抜き取りや排水,防除等の今後の対策について指導しました。生産者からは,抜き取りの方法,新規登録の農薬使用,基腐病に強い品種等について質問があり関心が高い様子でした。

南九州市そば生産組合で,そば生産について学ぶ

7月21日に南九州市のそば生産部会で,今年度の春まきそばの実績を踏まえた研修会を行いました。実需者からの安定した生産を求められている中で,今年度は全体的な単収が低く,また,個人差もあったことから,栽培履歴や気象要因等に基づき要因分析と相互検討を行い,次年度の安定生産を目指すこととなりました。

たんかんの摘果講習会で防除実演を実施

6月29,30日に,枕崎と坊津でたんかん摘果講習会が開催されました。事前に用意した見本樹を活用した早期摘果の推進のほか,管内で課題であるリュウキュウミカンサビダニの徹底防除を図るため,感水紙を用い,鉄砲及び3頭孔と動噴のノズルを変えた場合の薬剤のかかり方の違いを確認する散布実証を行いました。生産者からは,薬剤がかかりやすくなるための樹形作りやノズルに合った水圧についてなど質問があり,活発な意見交換と散布むらを減らす意識づけができました。

頴娃農業開発研修センターで「可給態窒素測定」を実施

7月7日に,南九州市の頴娃農業開発研修センターにおいて,農業開発総合センターの普及専門指導員と土壌環境研究室研究員の指導の下,生産者の肥料高騰対策として「可給態窒素簡易分析」の手法を学びました。今後は「可給態窒素測定マニュアル」に基づいた測定値を活用し,適正施肥の推進を図るとともに,後継者及び担い手農家の育成に繋げていきます。

窒素研修
写真4_地力窒素研修会の様子

スマートフラワー検討会及び施設園芸セーフティネット構築事業説明会

7月12日に枕崎市大塚周年菊研究会で,お盆向けスマートフラワーの検討会を実施しました。従来規格は90cmの長さの出荷で,今回は70cm規格で出荷する新たな出荷体系での取組みを行っています。現在は7月末~8月始めの出荷に向けて順調な生育です。また,7月15日に枕崎市大塚花き生産者協会で施設園芸セーフティネット事業説明会を開催しました。昨今の情勢を踏まえ,会員23名のうち17名の参加があり,関心の高さがうかがえました。昨年までの加入者はゼロでした。

指宿市

豆類ニューファーマー講座開講

7月7日,新規就農者等8人が出席し,『令和4年度豆類ニューファーマー講座(第1回)』を開催しました。指宿地域の主幹作物であるそらまめ,えんどう類の土づくりから栽培初期における管理ポイントについて座学研修を行いました。また講座では,指導農業士2人からも栽培技術の紹介や助言等をいただきました。今後10月以降に,そらまめ2回,えんどう類2回の講座(現地研修)を計画しています。

豆講座
写真5_豆類ニューファーマー講座の様子

緑のアイデアクラブ(MIC)の勉強会を開催

6月21日,若手観葉生産者の勉強会組織であるMICのメンバーが集まり,勉強会を開催しました。参加者は4名で,「観葉栽培におけるドローンの活用について」がテーマでした。勉強会では,観葉ハウス内でドローンを活用した農薬散布について等の意見交換を行い,生産者からは「ドローンの活用状況について参考になった」等の感想が聞かれました。今後も観葉ハウスで普及可能なドローン技術の情報収集を行っていきます。次回は8月に用土についての勉強会を開催予定です。

今後の観葉植物の需要は?消費地での手応え実感

観葉女性部Ms.の会では,7月5日~6日の2日間で「消費者のニーズを把握しよう」と参加者5名による福岡市の商業施設や(株)九州日観でのセリ状況等の見学を実施しました。12ヶ所巡った商業施設では,「観葉のまち指宿」のチラシとタグを手渡したところ大変好意的に対応していただきました。(株)九州日観では,若い世代(男女)の関心やオフィス購入需要の高まり,Webを活用した国内外の注文等により,見通しは明るいと思っていると説明がありました。

セリスタート
写真6_観葉植物のセリ状況等の見学の様子

情報共有化し担い手の確保・育成を図る

経営普及グループでは,毎月1回,市農政課人・農地プラン室の担当者ら合計8名で担い手の確保・育成,支援について打合せ会を開催しています。会では,新規就農者確保・育成,認定農業者への支援,多様な担い手への支援(青年農業者,女性農業者,農業者組織,地域営農など)について検討や情報交換,行事等の進行管理を行っています。今後も,情報の共有化を図り,役割分担して担い手等への支援を強化していきます。

澤山岩重氏,やさい振興大会で功労者表彰を受賞する!

6月1日に開催された「2022鹿児島県やさい振興大会」で,JAいぶすき野菜部会に所属している澤山岩重氏が,野菜生産者部門で功労者表彰を受賞しました。澤山氏は,指宿市でオクラ栽培を主体に経営されています。同氏は,日本一のオクラ産地である指宿地域で,オクラ栽培導入当初から40年以上に渡って産地を牽引されてきたことや,新規就農者の育成,土着天敵を活用するIPM技術の確立などに貢献されたことが評価されました。

南薩サツマイモ基腐病対策PT指宿市作業部会の活動状況

南薩サツマイモ基腐病対策PT指宿市作業部会では7月13日,7月27日管内のさつまいもほ場の一筆ごと巡回調査・指導を行いました。今回新たに確認した発生ほ場は4ほ場で,2ほ場は畝間での感染株でした。現在は感染拡大は抑えられていると思われます。また,JAいぶすき山川さつまいも部会は7月7日,基腐病とナガシロシタバのドローンでの防除を15ha行いました。

指宿マンゴーの出荷本格化に併せ「M-1グランプリ」が開催

7月19日,いぶすき農協熱帯くだもの部会主催による「第17回M-1グランプリ(マンゴー品評会)」が開催されました。今年産のマンゴーは,肥大・着色期に曇天が多く,日照不足等による肥大・着色遅れ等が懸念されましたが,出品された2玉部門6品,3玉部門6品は,着色不良も少なく,糖度も15度超える果実が多かったです。なお,審査の結果,2玉部門,3玉部門ともに王子田豊氏がグランプリを獲得しました。

 

 

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