更新日:2022年7月8日
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大塚周年菊研究会は,花(キク)や農業に関心の高い就農を志向する人材を掘り起こすため,6月12日,南さつま市大浦町笠沙で,フラワーアレンジワークショップを開催し,消費者,生産者,関係機関23人が参加しました。消費者は,会員が生産したキクでのオリジナルアレンジを通じて,「種類が豊富で明るいイメージの大塚地区のキクに関心を持った。」とのことでした。MUMハウス見学会も計画しており,農政普及課では,研究会活動を通して,キク生産者の所得向上を支援します。
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写真1_フラワーアレンジワークショップの様子 |
南さつま市では15戸の農家が促成ピーマン栽培(2.9ha)に取り組んでおり,6月21日次年度に向けて農家ごとに土壌診断結果説明会を開催し,農家,関係機関,資材業者,農政普及課が出席しました。土壌分析結果からリン酸や塩基類が集積しており,それに基づく施肥設計を検討しました。また,土壌断面調査で土壌硬度の改善はみられますが,下層に硬盤があること等を説明しました。令和3年度の平均単収は12.1t/10aで,令和4年度は12.5t/10aを目標に取り組みます。
南薩のきんかんブランド産地の維持を目的に,昨年度からきんかん課題プロジェクトチームを中心に高品質果実生産や栽培農家支援等に取り組んでいます。就農5年以内及び技術習得支援が必要な農家9名に対し,6月15,16,23日に現地ヒアリングを実施しました。昨年度実績をもとに反省と課題について本人から聞き取り,それぞれ本年度の目標収量・階級などを設定し,具体的な対策を検討しました。目標達成に向け,関係機関一体となって支援することとしています。
6月27日に,南九州市農業青年クラブ頴娃支部KEファーマーズは仕上げ茶研修会を実施しました。本研修は,農業知識,技術の向上を目的としており,茶品種ごとの味や香り,化学成分含有量等の特徴把握を行い,品種ごとの仕上げ茶を作成しました。クラブ員らは,「品種ごとの特徴を出しつつ,火入れを行うのが難しかった」と話しており,参加者全員で火入れ具合について話し合っていました。今後は,市のアンバサダーに協力を依頼し,品種のニーズを探る予定です。
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写真2_仕上げ茶研修会の様子1 | 写真3_仕上げ茶研修会の様子2 |
6月9,16,23日,令和3年度の新規就農者を対象に,基礎研修(経営,農業機械,土壌肥料・病害虫,パソコン簿記)を開催しました。経営研修では,指宿市農政課より制度資金,補助事業に関する情報提供,土壌肥料・病害虫研修では指導農業士の助言指導等,関係機関・団体と連携して研修を行いました。延べ27名の出席者からは,「これからの営農の参考になった」等の感想が聞かれました。今後は,オクラ,豆類の専門研修を行い,早期経営安定を目指す予定です。
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写真4_新規就農者基礎研修の様子 |
6月2日,オクラを栽培する新規就農者等を対象に『令和4年度オクラニューファーマー講座(第1回/全3回)』を開催し,新規就農者等29人,関係者10人が出席しました。講座は座学研修と現地研修を実施し,露地栽培の管理ポイント等について学びました。また,今年からは新規に認定を受けた指導農業士も講師として参加し,栽培事例の紹介や助言等をいただきました。参加者からは多くの質問が出され盛会でした。今後,同講座を2回計画しています。
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写真5_オクラニューファーマー講座の様子 |
6月7日,「第一回新西方の農業を語る会」が野菜園芸振興会員17名と市,農業委員会,農政普及課5名で開催されました。コロナ禍で活動ができず久しぶりの話し合いでした。当日は4班に分かれ地域農業の現状を把握するため,耕作者を地図に落とす作業を行いました。地図により高齢化や法人等の入作新規就農者の状況,遊休農地が明確になりつつあります。今後は,将来の新西方地域農業の目標を明確にし,地域の農地の活用を考えながら話し合い活動と仕組み作りを支援します。
5月25日~29日の5日間,鹿児島市のセンテラスで開催されたマルシェに観葉女性部Ms.の会が出店しました。販売時間は午前10時~午後4時。約200鉢持ち込み,売価は500円~5000円。植替えのタイミング,水やり,病害虫対策など消費者からの質問も多く,客足が途切れることがありませんでした。会員らは,消費者のニーズが思っている以上にあると実感できました,観葉植物をもっと勉強しようと思った等,今後の取組に意欲的でした。これからも活動を支援していきます。
5月13日,指宿中央家畜市場において,第12回全共指宿地区第一次予選会が開催されました。全共の若雌の1及び若雌の2に区分される育成牛の審査で,県推進委員会による審査が行われました。審査の結果,4名の生産者から5頭が県の二次予選会へ進出することとなりました。併せて,5月12日には肉牛区出品予定の2戸の肥育牛生産者を巡回し,発育状況の調査が行われました。指宿地区においても,県代表牛選出へ向けた取り組みを関係機関一体となり,より力を加えて実施していきます。
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写真6_第12回全共指宿地区第一次予選会の様子 |
指宿市作業部会では,サツマイモ基腐病が散見され始めましたので,基腐病対策のチラシを作成し,6月15日発の集落班回覧で啓発を行いました。また,6月2,8,20日に広報車で市内を街宣し,サツマイモ基腐病の防除対策(早期抜き取り,薬剤散布等)を呼びかけました。6月14,28日に指宿作業部会員で,一筆毎巡回調査・指導を行い,早期抜き取り,防除等の指導効果のため病気の広がりは見られませんでした。
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