吉野木材有限会社は薩摩川内市と立地協定を締結しました

※吉野又夫代表取締役（中央右），岩切秀雄薩摩川内市長（右）

吉野木材有限会社は，昭和36年に阿久根市において設立され，主に立木(樹木）を伐採して素材(丸太）に加工するなどの素材生産及び木材チップ製造を行っています。

同社は，創業以来，薩摩川内市をはじめとする北薩地域の民有林を中心に年間約5000立法メートルの素材生産を行うとともに，生産した素材のほとんどを同社と取引関係にある中越パルプ工業株式会社川内工場（薩摩川内市）へ製紙用パルプの原料として出荷しています。

今回の木材チップ工場の新設は，中越パルプ工業株式会社川内工場が整備する木質バイオマス発電施設（平成27年秋操業（事業）開始予定）の燃料として必要な木材チップを安定的に供給する体制を構築するために計画されたものであり，薩摩川内市への立地については，今後の増産も視野に，森林資源が豊富で，未利用材の有効活用など地元での原料調達が期待でき，木材チップの納入先である中越パルプ工業株式会社川内工場へのアクセスも容易なことから決定されたものです。

今回の工場新設により，地域における新たな就業の場の創出，地域振興はもとより，森林資源利用の推進による地域経済の浮揚発展に大きく貢献するものと期待されています。

立地協定日

平成26年8月19日（火曜日）

吉野木材有限会社の概要

(1)所在地：阿久根市赤瀬川2147

(2)設立：昭和36年

(3)代表者：代表取締役吉野又夫

(4)資本金：300万円

(5)年商：2億5000万円

(6)従業員数：7名

(7)業種：素材生産及びチップ製造

新設工場の概要

(1)工場名：吉野木材有限会社川内事業所

(2)所在地：鹿児島県薩摩川内市港町6122番地85外

(3)用地面積：3,000平方メートル

(4)延床面積：422.89平方メートル

(5)建物構造：鉄骨造

(6)新規雇用者数：5名（予定）

(7)投資予定額：約1億円

(8)操業開始予定：平成27年8月

(9)事業内容：素材生産及びチップ製造

(10)生産計画：約1億3,300万円／年