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更新日:2021年2月24日

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動物(その1)

 

アカウミガメ

アカウミガメは日本近海に現われるもっとも普通のウミガメで、広く熱帯・亜熱帯の海に分布する。志布志湾・鹿児島湾・吹上浜などで産卵する。

吹上浜での記録によると、5月末から7月末にかけて産卵する。ピークは夜10時~11時の間で、波打ち際から40~50m上陸し、直径25cm、深さ50~75cmの穴を掘り、その中に1回で120~150の卵を産む。産卵した卵は55日ほどでふ化する。
生まれた子ガメが親ガメになる確率は5千分の1。体形は頭が丸っこく、甲長は70~100cm、体重は300kgを越すものもいる。

 

アカウミガメ(画像提供:環境省屋久島国立公園管理事務所)

アカウミガメ(環境省提供)

 

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アカヒゲ

スダジイ・タブ等の茂った常緑樹林の渓谷沿いのヤブに多く生息。昆虫やクモ類が主食。低い所を移動することが多く、姿を見せることは少ない。徳之島、奄美大島では留鳥、沖永良部島では春季のさえずりが確認されている。国の天然記念物。

 

アカヒゲ(画像提供:常田守氏)
アカヒゲ(常田守氏提供)

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アマミノクロウサギ

奄美大島と徳之島の両島に生息する、国指定の特別天然記念物。体長は頭胴長41~51cm、体色はこげ茶色や茶色など。眼と耳が小さく、足は短いが爪が強大で、後ろ足がよく発達し、穴掘りに適している。巣は岩穴や樹洞、また自ら横穴を掘って生息する。夜行性で、1産1子といわれている。ウサギの仲間では最も古い種に属する。

アマミノクロウサギ(提供元:常田守氏)

アマミノクロウサギ(常田守氏提供)

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アマミトゲネズミ

1924年、日野光次によって発見された珍獣。頭、胴、背腹面に、平たく、鋭い針のような毛が多量に生えている。大きさは、頭胴長12cm、尾長11cmぐらい。奄美大島の中央部の原生林に生息し、夜行性である。動物地理学上注目されている奄美の固有種。

出水のツル

出水市荒崎を中心とした田園地帯に、毎年10月中旬頃から飛来しはじめ、翌年の3月頃北へ帰っていく。ナベヅルが最も多く、ついでマナヅル、まれにクロヅルやソデグロヅル、カナダヅルなどが見られる。
出水は世界的にも貴重な渡来地であり、ツルは地域ごと国の特別天然記念物に指定されている。毎シーズン1万羽以上が、飛来している。


出水のマナヅル(提供元:クレインパークいずみ)

出水のツル(クレインパーク提供)

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